読売ジャイアンツは「このまま普通に行けば優勝」 田尾安志氏が独自分析
23日の阪神タイガース戦に勝利した読売ジャイアンツ。田尾安志氏は「優勝はほぼ間違いない」と予想する。
元東北楽天ゴールデンイーグルス監督の田尾安志氏が、自身のYouTubeチャンネル『TAO CHANNEL』を更新。読売ジャイアンツ優勝を予想した。
■23日の阪神対巨人戦を振り返り
田尾氏が23日に行われた阪神タイガース対読売ジャイアンツ戦を振り返った今回の動画。試合は阪神・高橋遥人投手と巨人のフォスター・グリフィン投手、カイル・ケラー投手が好投し、6回まで両チーム無得点で進んだ。
7回表、巨人・阿部慎之助監督がスタメンを外れた坂本勇人選手をチャンスで代打起用。これが当たり、先制タイムリーヒットを放つ。このリードを巨人投手陣が守り切り、勝利。優勝マジックは4となった。
■「普通に行けば巨人の優勝」と持論
試合を振り返った田尾氏は「このゲームは本当に大きな意味のあるゲームだったんですよね。今日勝ったら、ゲーム差なし、率の差で首位ジャイアンツ、2位タイガースということだったんですが」と話す。
続けて「敗れたことによって差は2ですが、2.5 ゲーム差あると思ったほうがいいですよね。今、ジャイアンツの残りゲームは6。タイガースが5 。そのなかで、ジャイアンツのマジックが4になりました」と分析する。
そのうえで「これは普通に行けば、ジャイアンツで決まりだろうな、そういうものを感じさせる、今日の勝ちということになりましたね。大きなゲームだったと思います」と23日の試合に巨人が勝利したことで、大きく優勝に近づいたという見方を示した。
■阪神にはエール
痛い星を落とした阪神には「直接対決の最終戦にゼロ負けしたということで、意気消沈してしまうのかな。そういうちょっと心配もするようなゲームになりましたね」と分析する。
さらに「残り5試合で、一縷の望みを持ちながら、ゲームが見られるというのは、タイガースもよくがんばっていると思いますね 。全部勝てというのは、なかなか難しいですからね」とコメント。
続けて「5勝4敗ペースで行けば、優勝圏内ですからね。残りゲームを最後までジャイアンツにプレッシャーを与えながらやってもらいたいなという気がしました 」と阪神にエールを送っていた。
■4年ぶりのリーグ制覇に前進
22日と23日に行われた首位巨人と2位阪神による今シーズン最後の直接対決。
巨人は22日の試合に負け、1ゲーム差に迫られていた。23日の試合に勝ったことで、差を2ゲームに戻し、優勝マジックを4に。4年ぶりのリーグ制覇に大きく近づいた。
阪神としては23日の試合に勝利していれば、ゲーム差なしの2位に迫ることができたため、かなり痛い黒星に。しかし優勝の可能性はまだ残されている。