立浪和義監督の退任報道に高木豊氏が涙 「あと2年やらせてあげたかった」
中日ドラゴンズ・立浪和義監督の辞任報道に高木豊氏が涙。「確実に強くなっている」と持論も。
元横浜大洋ホエールズの高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルを更新。18日の試合終了後辞任の意思を示した中日ドラゴンズ・立浪和義監督について語った。
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■立浪監督辞任報道に高木氏がコメント
立浪監督が辞任の意思を示したことについて高木氏は「結果を今年出せなかったという思いが、そういう決断をさせたと思う」と分析。
続けて「とにかくこのチームを強くしたいということで、トレードをしたり、いろいろあったけども、結局は失速してしまった。だけどね、観客動員が減っているところを立浪監督が帰ったことによって、集客力が上がった」とコメントする。
そのうえで「なんでこうしないんだとか、言ったらきりがないよ。それはもう その人たちの理想でしゃべっているだけでね。われわれも含めてそうなんだけども、一生懸命やっていたなと思うよ」と話した。
■涙で声をつまらせる
立浪監督との思い出を振り返った高木氏は、涙で声をつまらせながら「名選手は名監督にならないとか、そういう記事も目にしたけども、確実に強くしているよ」と指摘。
続けて「今年でもね、春先に首位に立ったりだとか、強さというのは出てきているし、打てなかったチームが、打てるようになってきているよ」と手腕を評価した。
■「あと2年くらい…」
高木氏は「それを考えると悔しいだろなあと思いながらさ。まあでも責任は我にありということで、辞めるという決断をしたんだろうけども」と声をつまらせながら語る。
さらに「あと2年くらい、気持ちが持つんであれば、やらせてあげたかったと 個人的には思うね。若手も育ってきているよ。志半ばで辞めていかなければならない。性格も知っているし、つらいと思う」 と悔しさをにじませる。
ドラゴンズファンには「中日のファンを大事にしているところがあって。絶対強くしたいとか、そういう気持ちは1ミリもずれることはなかったよ。そこはファンの方もわかっておいてほしい」と訴えた。
■3年連続最下位の可能性
立浪監督は2021年オフに与田剛監督の後を受け就任。長髪・茶髪・ヒゲを禁止し、「戦う集団を作る」ことを目指した。
ところが成績は上がらず、球団史上初の2年連続最下位という結果に。今シーズンは中田翔選手や中島宏之選手を補強し優勝を目指したが、18日の試合に敗れて最下位に転落していた。
3年前に同じタイミングで就任した北海道日本ハムファイターズ・新庄剛志監督も2年連続最下位だったが、今季は若手選手が成長し、2位に躍進。日本シリーズ進出の可能性もある状況で、立浪監督との明暗がくっきりと出た形となった。