『虎に翼』追い詰められる桂場に心配の声 「大好きなお団子食べて」「今こそあんこを」

朝ドラ『虎に翼』で、孤独を深める桂場(松山ケンイチ)の追い詰められる様子に視聴者からも心配の声が寄せられ、甘味好きの桂場にあんこを勧める人も。

松山ケンイチ

NHK連続テレビ小説『虎に翼』で、最高裁判所長官となった桂場(松山ケンイチ)が、寅子(伊藤沙莉)らとたもとを分かち、孤独を深める様子が描かれた。Xでは、桂場が追い詰められる姿を心配する声があがっている。

【画像】寅子の声に聞く耳を持たない桂場


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■寅子と桂場はたもとを分かつ

少年法改正の議論が活発になるなか、朋一(井上祐貴)ら現在の司法に疑問を持って勉強会を開いていた若手裁判官に、次々と左遷としか取れないような人事異動が行われる。

桂場が政治家からの圧力で裁判官を異動させたことに、寅子は「あの日話した穂高イズムはどこに行ったんですか」と抗議。しかし桂場は「そんなものを掲げていては、この場所にはいられん」と言い放ち、部屋を出ていくよう指示。寅子は桂場とたもとを分かつ。

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■亡き多岐川の姿に…

1人になった桂場の元に、亡き多岐川(滝藤賢一)が現れ、「お前の強権的な人事に嫌気が差した志高い裁判官たちはどんどん辞めていっている。人手不足が進むな。お前の掲げている司法の独立っちゅうもんは、随分寂しく、お粗末だな」と指摘。桂場は誰もいない席に向かって「黙れ!」と怒鳴る。

一方、寅子らとともに笹竹を訪れた久藤(沢村一樹)は、法制審議会の席でも心の中に多岐川を思い浮かべ、その声に励まされていることを話し、「会いたいね、タッキーに」と涙を浮かべる。

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■「やるせなさも抱えてる」

穂高(小林薫)の教え子として志を同じくしていた桂場や多岐川らだったが、立場が変わった桂場は孤独を深めることに。

Xでは、視聴者が「怒鳴る桂場さんは、寅子達を守ろうともしているし、組織を守る為に自由に動けない自分にやるせなさも抱えてる」「自分が穂高イズムに反してるってちゃんとわかってるんだ桂場さんは。つら」「もうこのまま声が届かなくなってしまうのか」と案じた。

また、「たとえ司法の独立や家庭裁判所を守るためだとしても、自分の心に嘘をつくことは、寿命を縮めるぜ」「桂場さんは政治の圧力に負けたのか? と思わせておいて実は色々考えてるんやないですかね…」との意見もみられる。

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■「あんこを食べないと」「お団子食べて」の声

桂場といえば、甘味処「竹もと」に足繁く通い、梅子(平岩紙)のあんこ作りを審査するなど、甘味をこよなく愛していた。しかし長官になって以降は、竹もとから引き継がれた笹竹にも姿を現さず、梅子も心配を口にしていた。

そのため、「今の桂場さんに足りないのは『あんこ』かもしれない」「桂場さんが心配。あんこ不足だ、今こそあんこを食べないと」「こんな時こそ甘味でしょ?」「司法の頂の立場…辛い。笹竹で大好きなお団子食べてください」との声も。

さらに、「あんこの味にあれだけ拘ってしまうのは、もはや友と呼べるものはあの団子しかないとも思える。それさえも、食べに出かける時間もなさそうで」といったコメントも見受けられた。

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■寅子の声に聞く耳を持たない桂場