もはや“プレイできるホラー映画”だろ… 最新ホラゲー『The Casting of Frank Stone』の魅力を紹介
話題のホラーゲーム『The Casting of Frank Stone』の内容と魅力を紹介だ。
夏も終盤に差し掛かっているものの、まだまだ暑い日が続いている。こんな時はホラーゲームで体をひんやりさせるに限る…ということで、4日に発売されたナラティブ型ホラーアドベンチャーゲーム『The Casting of Frank Stone』を紹介していこう。
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■事件の真相は…
同作は『Dead by Daylight』で知られるBehaviour Interactiveと『UNTIL DAWN -惨劇の山荘-』を代表作に持つSupermassive Gamesがタッグを組んで制作。
実際に作品では『Dead by Daylight』の異なる世界線を舞台にしており、プレイヤーの選択次第でストーリーが分岐するシステムは『UNTIL DAWN -惨劇の山荘-』と同様で、お互いの魅力がミックスされているというわけだ。
なお、今作の舞台となるのは殺人鬼「Frank Stone(フランク・ストーン)」による凄惨な事件を過去に持ち、未だにどこか暗い雰囲気が漂う町「Cedar Hills(シーダーヒルズ)」。
実際にフランク・ストーンと対峙した警察官や自作映画の制作に熱中する4人の若者など、様々なキャラクターを操作して少しずつ事件の真相に近づいていく…という内容。シーンによって操作するキャラクターが変わるのは大きな特徴だろう。
■あなたの選択で分岐する
ゲームをプレイすると、とある事件を捜査している警察官サム・グリーンの視点から始まる。物語のキーとなる「シーダー製鋼所」を調査していくのだが、夜更けの製鋼所は薄暗く物静かで、まさに今ここで事件が起きそうな雰囲気がある。そこを1人で探索するという、いわゆる“フラグ立てまくり”状態になり、この時点で背筋がゾクゾクとしてしまう。
プレイしてまず初めに感じるのが、グラフィックの美しさだろう。写真の男性は警備員ながらに酒を嗜んでいたのだが、表情や動き、また顔の赤らみなど細かい部分までしっかりと表現されていてテンションが上がる。流石にまるで実写…とまではいかないが、美しいグラフィックはゲーム世界への没入感を高めてくれる。
そして、会話の要所要所でプレイヤーに選択肢が提示される。写真は挙動不審な警備員に対し、「真面目に問いただす」か「心配(もしくは挑発)して問いただす」のどちらかを選択する。このレベルの選択であれば友好度の変化程度だが、シーンによっては物語の分岐、終いにはキャラクターの生死をに繋がることもある。
■『Dead by Daylight』要素も注目
ストーリーも重厚で一辺倒に進むのではなく、1963年のフランク・ストーンとの対決後、 1980年のシーダーヒルズや2024年のジェラントマナーなどそれぞれの時代を行き来する縦軸で展開される。各時代で得た情報で、少しずつストーリーのピースがハマっていく感覚は、まさに映画や小説に近いだろう。
また、『Dead by Daylight』プレイヤーにはグッと来る要素が散りばめられているのもポイント。同作のメインのアクション「発電機の修理」があったり、ふと訪れた骨董店にキラーの人形や武器があったり、また赤色のスクラッチ(足跡)が発生したり…見つけた瞬間きっとクスっとしてしまうことだろう。
まさに、“プレイするホラー映画”といった内容になっている『The Casting of Frank Stone』で、夏の最後を彩ってみるのはいかがだろうか。
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