佐藤輝明は「自信を持ってプレーしてほしい」江本孟紀氏がエール 過度な批判に苦言も
江本孟紀氏が阪神タイガース・佐藤輝明に「批判に負けないでがんばってほしい」とエール。過度なバッシングには苦言も。
■佐藤選手への批判に江本氏が…
江本氏は佐藤選手にファンから批判が集まりがちな現状に「はたから見ていると、ちょっとかわいそうな部分もある。萎縮するところもあるしね」と語る。
続けて「関西の人気球団ですから、そうやっていろんな批判に晒されるというのは、何十年も前からの宿命なんですよ。しかし私は今日、佐藤に多少のエールを送りたい」とコメント。
さらに「スーパースターになるチャンスなんでね。少々の批判に負けず力を発揮して、大谷翔平に負けないぞというぐらいの気持ちで、批判する奴たちを圧倒してほしい」と話した。
■バッシングに苦言
佐藤選手が8日の試合でサードフライを頭に当てて落球したことについては、元広島東洋カープの山本浩二氏や元中日ドラゴンズ・宇野勝氏も経験していることを挙げ、「名選手の仲間入りをしたと思って、気楽に気持ちを切り替えて」と江本氏は提言する。
このプレーに対する批判には「佐藤がまたガンガン批判の嵐にさらされると、せっかく阪神と4チームが強烈に争うセ・リーグの盛り上がりに水を差すことになりかねない」と苦言を呈した。
■「自信を持ってプレーしてほしい」
その後も江本氏は佐藤選手にエールを送ったうえで「自信を持ってプレーしてほしい。批判にさらされてもここはがんばって、リーグの最後を盛り上げて」とコメント。
さらに「頭に当たったくらいでしょげていないで。後半は阪神を連覇させるバッティングをみんなに見せてもらいたい」とエールを送った。
■1年目から活躍している佐藤選手だが…
佐藤選手は近畿大学時代に頭角を現し、2020年のドラフト会議で4球団競合のすえ、阪神に入団した。
1年目に24本のホームランを放つと、2年目20本、3年目も24本。とくに昨年は92打点を記録し、リーグ優勝と日本一に貢献。タイガースに欠かせない打者となった。
今季は序盤から大不振で、2軍落ちを経験。それでも要所で逆転ホームランを放つなど存在感を見せているが、好不調の波が激しいことや、エラー数がリーグワーストであることから、ファンや野球解説者などから批判されることが多くなっている。