小泉進次郎氏、「株上がった」受け答えに称賛の声 記者からの挑発的な質問に…
自民党総裁選への立候補を表明した小泉進次郎氏の記者会見で、記者からの挑発的な質問への切り返しが話題に。SNSでは「器が違う」「スキル見習いたい」といった声が。
自由民主党の小泉進次郎氏が6日、東京都内で記者会見を行い、今月27日に投開票が行われる自民党総裁選への立候補を正式に表明した。この会見で、挑発的な質問をした記者への小泉氏の切り返しが、Xで話題を呼んでいる。
■「知的レベルの低さで…」
会見で小泉氏は、首相になった際には「できるだけ早期に衆議院を解散し、国民に信を問う」と話し、政治改革や規制改革に取り組む姿勢を強調した。
この会見の中で、とあるフリーランスの記者が「この先、首相になってG7に出席されたら、知的レベルの低さで恥をかくのではないかと、皆さん心配しております。それこそ日本の国力の低下になりませんでしょうか。それでもあなたはあえて、総理を目指されますか」と挑発的に質問した。
■「安心感を持っていただけるよう最大限努力」
小泉氏は、「私に足らないところがあるのは、それは事実だと思います。そして、完璧ではないことも事実です」「しかし、その足りないところを補ってくれるチーム、最高のチームを作ります。そのうえで、今まで培ってきたものを、一人一人と、各国のリーダーと向き合う覚悟、そういったものは、私はあると思っています」と笑顔で話した。
各国のリーダーも多様であることに触れ、「自民党の中もなかなか多様な方が多く、そういったなか、15年間、野党の経験、与党の経験、積み重ねて参りました。そういったことをしっかりと国際社会の舞台でも発揮をしていって、国民の皆さんに大丈夫だなと、安心感を持っていただけるように最大限努力していきたいと思います」とこれまでの経験を改めて強調した。
■会場からは笑い声も
続けて、「今のご質問をしていただいた方は、お名前は何でしたっけ?」と、相手記者の名前を聞き返し、「このようなご指摘を受けたことを肝に銘じて、これから『あいつ、ましになったな』と思っていただけるようにしたいと思います」と語る。
さらに、「同じようなご質問を、ご意見を、環境大臣の最初の記者会見でご指摘いただきました。2年間環境大臣を務めさせていただいた後に、そのベテランの記者さんとは退任のときに花束をいただく関係になりました」と振り返ると、相手記者とも「そうなれればうれしいです」と語りかけ、会場からは笑いも起こった。
■「株上がった」「さすがだな」
このやり取りに、Xでは「進次郎の株」「知的レベル」といったワードがトレンド入り。
ユーザーからは「知的レベルが低ければこのような返しはできないでしょうよ。そういう意味では進次郎の株を上げた会見」「見事な応答で逆に好感度を上げる小泉進次郎氏。頭の良さが垣間見えました」「失礼な質問を笑顔で聞き流すだけでなく、しれっと名前を聞き直してメディアに質問者の名前を流す小泉進次郎氏、さすがだな」との声が。
さらに、「笑顔で受け流す小泉進次郎氏さすがです」「上手く切り返す小泉進次郎は器が違うな」「キレることなく冷静に良い切り返し。この切り返しは天賦の才能」「進次郎さんの嫌味を言われても敵作らないように上手く切り返して自分の株を上げるスキル見習いたい」と称賛のコメントが見受けられた。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)