谷原章介、特殊詐欺“裏ボス”強制送還で今後に注目 「さらなる関係者が…」
世間を騒がせた広域強盗事件で「ルフィ」と呼ばれた幹部らから"裏ボス"とも言われていたかけ子の男が逮捕され、日本に強制送還されました。
5日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、世間を騒がせた広域強盗事件で“裏ボス”とも称された“かけ子”の男(60)が強制送還されたことを報じました。
同番組では当時、詐欺集団に属するこの男を独自にインタビューしており、司会の谷原章介さんは饒舌な容疑者の様子に驚きを表しました。
■60歳のかけ子が車椅子で強制送還
昨年2月にフィリピンで同番組の独自取材を受けた60歳の男が、1年7ヵ月たった現在、多くの捜査員に囲まれ車椅子で日本に強制送還されました。
特殊詐欺に関わり、キャッシュカードの窃盗の疑いで逮捕された同容疑者。彼が関わっていたのは、去年全国各地で相次いで発生し、世間を震撼させた広域強盗事件です。
ルフィやキムなどと名乗る4人の幹部を中心とした特殊詐欺グループで、かけ子をしていた60歳の男は、仲間内では“裏ボス”と呼ばれていたこともあったようです。
■“裏ボス”と呼ばれたかけ子の実態
同番組が男を取材したのは、偽造免許証を所持していた疑いでフィリピン警察に逮捕されていた昨年のこと。
インタビューの中で男は、自身が経営していた企業が傾き、借金500万を抱え、手っ取り早く500万を稼ぐために「この世界」に入ったと告白。
結果、2週間で500万円を返し終え、「その後は惰性です」と語り、電話役のかけ子として詐欺グループに関わり、幹部らから“裏ボス”と慕われていたと話しています。
■ルフィ幹部らの脱獄計画の真相
1週間に300万、月に1,000万以上を稼いでいたというかけ子の男。ルフィと名乗る幹部らが脱獄計画を立てていたことも証言しましたが、幹部らはその後に逮捕され、起訴されています。
かけ子の男は、出頭について問われると「もう59ですよ。これで実刑くらったらいくつになります」「それでも逃げ切る自信はありますよ」と豪語。
フィリピンを出て韓国や台湾に渡る計画も、赤裸々に明かしていました。
■広域強盗事件の全貌は解明されるのか?
実際に会って話したアナウンサーは、「私が気になりましたのは、本当に今回の組織の中のそれぞれの役割、ポジション、立ち位置の細かいことを(男が)記憶していましたので、今回の逮捕が、いわゆる一連の広域強盗事件の全容解明に繋がっていただければ…」と、期待を寄せていました。
谷原さんも「本当ですよね」と共感を示し、「さらなる関係者がこれ以上逮捕されるのかどうなのか、そこも注目ですよね」と私見を述べています。
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(文/Sirabee 編集部・星子)