7割超がスイッチの電源ON、真逆に覚えていたと判明 実は◯の意味は「マル」ではなく…
スイッチの記号の「電源オン」を、7割以上の人が「◯」と勘違いしていると判明。日本規格協会は「丸ではなくゼロ」と説明する。
国際社会において、ユニバーサルデザインやピクトグラムなど、多くの人が直感的に理解できるデザインはとても重要である。しかし国が違うと文化そのものが違うため、「全人類の共通認識」となる指標を定めるのは非常に難しい。
Sirabee編集部が独自に実施したアンケート調査によると、なんと日本人の大多数が国際的に使用されている記号の意味を「勘違いしている」と判明したのだ。
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■スイッチのオンとオフ、分かる?
さて、読者諸君はスイッチに使用される記号の○と-では、どちらが「オン」を指すかご存知だろうか。
以前、全国の10~60代の男女590名 を対象にアンケート調査を実施したところ、全体の84.7%が「○がオン」と認識していると明らかになったのだ。
確かに○は、「正解」や「肯定」を象徴する記号。プラスの印象が強く、陽キャか陰キャかで言えば間違いなく陽キャである。
一方の-は「マイナス」や「無し」といった意味で使用される記号。これらの記号2つが並ぶと、直感的に「○=オン」「-=オフ」と区別したくなる気持ちは非常によく分かる。
…しかし、スイッチの記号は「○がオフ」が正しいのだ。
■なぜ「○」がオンではないの?
かく言う記者も、このルールを頭で理解していても「やっぱり○の方がオンっぽくね…?」という疑問が拭えず、一瞬考えてからスイッチを押す…という事態が何度かあった。
しかし漫画『テラフォーマーズ』にて、兵器のスイッチを押し間違えてしまったキャラクターの「あれ○(マル)のほうがスイッチオンですよね…? スイッチオッケー! みたいな…」という確認に対し、「逆だバカ!! つーかアレは『0』と『1』だって前言っただろ!!!」とツッコミが入るシーンを読み、違和感がだいぶ拭えるように。
だが、同時に「-を一(1)と認識するのは、漢字文化圏の人だけなのでは…?」という、新たな疑問が浮かんだのも事実。
そこで今回は件の調査結果をもとに、一般財団法人「日本規格協会」(JSA)に詳しい話を聞いてみることに。その結果、驚きの事実が明らかになったのだ…。