台風のプロ・沖縄県民が「今すぐ作って」 2分で準備できる最強の台風対策が話題に…

数多くの台風直撃を経験した沖縄県民がオススメする、画期的な台風対策。「今すぐ作らないと間に合わない」と話題を呼んでいる。

台風10号(サンサン)の進路予報を受け、週末の予定を見直している人は多いだろう。

現在X上では「台風のプロ」とも呼ぶべき、沖縄県民の激推しする台風対策に「知らなかった」と、驚きの声が上がっている。


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■冷凍庫に入ったポリ袋、その理由は…

注目を集めているのは、沖縄でゲーム開発を行うXユーザー「はらぺこ@ねこかわいいぼくゆうれい」さんが投稿したポスト。

こちらの投稿には、水がたっぷり詰まったポリ袋が2つ収められた冷凍庫の写真が添えられている。

冷凍庫のポリ袋

その理由について、ポスト本文では「去年の台風で3日停電した沖縄県民ですが、ポリ袋とかに水を入れて巨大氷を作っておくと冷凍庫のもちが良くなり、助かりました。解凍して飲み水にも使えます」「冷蔵庫いっぱいな人は隙間を埋めるように作っても◎。凍るまでに1〜2日くらいかかるから今すぐ作って…!」と、説明していたのだった。

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■「台風前の新常識」と話題に

同ポストは投稿されるや否や広く拡散され、2日足らずで1.5万件以上ものリポストを記録するほど話題に。

Xユーザーからは「素晴らしい発想ですね。早速やってみます」「飲み水としてのライフラインになるのも良いな」「これは台風前の新常識になりそう」など、称賛の声が多数寄せられていた。

中には、ペットボトルを使用して同様の対策を施す沖縄県民も少なくないようだ。

また「冷凍庫の中、食材でいっぱいなのですが…」という意見に対し、「沖縄では台風が近づいてきたら、冷凍食品を優先的に消費しています」と回答するユーザーの姿も見られた。

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■3日停電しても「氷が残ってた」

こちらのテクニックの詳細について、ポスト投稿主・はらぺこさんは「大きい氷なので、なかなか溶けません。3日間停電した際も、最後まで(かなり小さくなったけど)凍っていました」と説明する。

続いて、準備する際の注意点として「凍るまでに時間がかかるので、台風が来ると分かった瞬間から作ったほうが良いです」「袋が薄いと敗れてしまいます。また袋いっぱいに水を入れると、凍ったときに体積が大きくなるのでやはり破れてしまいます。スペースに余裕をもって入れてください」と、アドバイスしてくれた。

数多くの台風を経験している沖縄県民として、こちらのテクニックはかなり重要だという。

はらぺこさんは「去年の台風では3日間、停電と断水が発生し、かなり大変でした」「エアコンが使えないので、とても暑い中で外にも出られず、しんどかったです」と、昨年の様子を振り返る。

外に出られるくらい風が弱まったので外へ買い出しに向かうも…そもそもスーパーやコンビニも停電しており、ガソリンスタンドも閉まっている…という状況だったのだ。

冷凍庫のポリ袋

こうした経験を踏まえ、「冷蔵庫も3日停電すると、流石に駄目になるものも多かったのですが、氷のお陰で一部分はずっと冷たさを保っており、とても重宝しました」とも語っていた。

ポリ袋と水道、そして冷凍庫があれば2分足らずで準備可能なテクニック。ネックなのは「水が凍り切る時間」だけなので、台風進路上にあるエリアの読者諸君は今すぐ実践してほしい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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