あまりに遅すぎる速度標識、物騒な2文字に目を疑うが… 自衛隊の明かす「必要なワケ」で二度驚く

道路で遭遇した、あまりに遅すぎる最高速度の標識が話題に。対象となる車両を見て「限定すぎだろ」と、驚きの声が上がっている。

2024/08/28 04:45

国土交通省では、8月10日を「道の日」として定めている。そうした背景もあり、毎年同日はX上に様々な道路の画像がアップされ、話題を呼んでいるのだが…。

今年は、思わず二度見してしまう情報量の案内標識が話題となっていたのをご存知だろうか。


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■こんな標識、初めて見た…

今回注目したいのは、地図情報に造詣の深い「株式会社ゼンリン」公式アカウントが投稿した1件のポスト。

こちらの投稿には「速度10km制限の道(ただし戦車とトレーラーに限る)」と、意味深すぎる文章が綴られている。思わず、流石にそんな道路は存在しないだろう…と首を傾げつつ、ポストに添えられた画像を見ると…。

速度標識

そこには確かに「10」「戦車・トレーラー」と表示された、レアすぎる標識が写っていたのだ。

関連記事:日本一矛盾した制限速度、その数値が無理ゲーすぎる 「どう走れば良いんだ」と話題に…

■「スゴい条件」とネット民驚愕

驚きの情報が満載な標識は瞬く間に話題となり、件のポストは投稿から数日で1,000件以上のリポストを記録。

速度標識

特に「戦車」の2文字に度肝を抜かれた人物が多く、Xユーザーからは「戦車? 初めて見た…!」「これまたスゴい条件」「本当に戦車って書いてある…」など、驚きの声が寄せられていた。

ポストを投稿したゼンリンの担当者に確認したところ、件の写真は大分県玖珠郡の玖珠町にある「陸上自衛隊 玖珠駐屯地」付近の道路にて撮影したものと判明。

なお、発見時の心境について、担当者からは「時速10kmって…人が走るより遅い! と思いその下を見ると『戦車』と書いてあり納得…できるわけもなく、戦車用の標識を初めて見たということもあり、今回投稿させて頂きました」と、ノリノリなコメントが得られている。

そこで今回は、こちらの玖珠駐屯地に詳しい話を聞いてみることに。すると、こちらの制限速度が「いかに重要であるか」が、明らかになったのだ…。

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■道路の「誕生経緯」で納得