コスプレイヤーたちの下着狙う“盗撮犯” 「数日後」に起きた最悪な事態を被害者が明かす
コミックマーケット(コミケ)「コスプレ会場」で発生した盗撮騒動。被害者に状況を聞いた。
■「カメラ蹴ってやりたい」の声
コミケでの盗撮騒動は彼女以外のコスプレイヤーも発信しており、ファンからは「盗撮カメコの醜悪さもここまで来たかという印象」「見てるこっちも不快」「カメラ蹴ってやりたい」と、不快感を示す声が上がっている一方、「”治安”を優先するようになったら即、中止される」と、コスプレイベントそのものを心配する声も。
コミックマーケット準備会は、2023年7月から施行されている「性的姿態撮影等処罰法」 いわゆる「撮影罪」について解説しつつ、「この法律自体が施行直後であり、実際の適用状況を注視しながら、必要に応じて今後の対応を検討していきます」と警戒感を示している。
同時にイベント当日は多くのスタッフ、そして警察官による巡回を行っているが、残念ながらその間隙を突くのがローアングラーなのだ。
■摘発、注意の難しさ
記者も過去幾度となくローアングラーによる盗撮騒動を目撃しており、現場での口頭注意、さらには摘発に協力してきた。
しかし、連中の行動はじつにわかりづらい。かつ被写体のモデルへ「彼に動画撮影の許可を出したか」と確認し違反行為を確定させた上で、盗撮犯を確保するという難しさもある。イベント参加者は他カメコの異常行動を見かけたら、すぐスタッフやレイヤーに伝えるなど、「自衛の輪」をさらに広げる必要があるだろう。
Aさんは、今後動画販売サイト側に販売の取り下げを要求する予定だが、「被写体であることを確認するため、写真付き身分証明証を送って欲しい」と返答が来るケースも存在する。違法動画と薄々わかって販売を続ける素性がわからぬサイト運営者に本名と住所を明かす怖さから、泣き寝入りするケースも少なくない。
ローアングラーの“商売”のため、コスプレ界全体が萎縮することは誰も望んでいない未来である。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)