阪神タイガース、“逆転優勝に必要なこと”を掛布雅之氏が解説 「巨人との3連戦に…」
混戦のセ・リーグで3位となっている阪神タイガース。OBの掛布雅之氏が「上ばかり見ていてはダメ」と横浜DeNAベイスターズを警戒したうえで、「逆転優勝に必要な条件」を提言。
■掛布氏が阪神の現状を分析
掛布氏は阪神の現状について、4位の横浜DeNAベイスターズと9試合残っていることを指摘し「（DeNAと）ゲーム差が3.5。首位の広島よりも下にいるベイスターズのほうが近い」と語る。
続けて「明日（27日）から横浜と3連戦でしょ。今日（25日）の横浜打線、10点くらい取っていたからね。明日からの3連戦、最低でも勝ち越して横浜と4.5ゲーム差をつけて、甲子園に戻ってきて、巨人との戦いで上位を狙うという形を取らないと。上ばかり見ている野球はできない」と4位のDeNAも警戒するよう提言した。
■逆転優勝の条件は？
掛布氏は岡田彰布監督から聞いた話として「ロードが終わって甲子園に戻って、巨人との3連戦。この時点で3ゲーム以内でいれば、十分勝負ができる。可能性があると言っていた」と明かす。
さらに「岡田監督は残り20ゲームぐらいになったら、ムチを入れるって。 だから巨人戦で弾みをつけたいんだよね」と持論を展開。
巨人の調子が上がっていることを指摘し、「今度の巨人戦は（3連勝した）前回の甲子園100周年のような特別な甲子園球場とは違う、通常の甲子園での3連戦。どちらかの2勝1敗しか考えられないんですよ」と分析した。
■今週「4勝2敗」が条件
阪神逆転優勝の可能性について掛布氏は「そう考えるとね、岡田監督の甲子園に戻って3ゲーム差があれば優勝が狙うチャンスがあると。でもその巨人戦で一緒に負け越すとちょっと厳しくなるということも、裏返しで言えますよね」とコメント。
続けて「そうなるとこのDeNAの3試合、甲子園の巨人との3試合。これを4勝2敗で乗り切らないと逆転Vに赤い信号が点滅する」と警鐘を鳴らす。その後、掛布氏は現在の阪神が抱えている「懸案事項」を解説した。
■阪神にとって重要な1週間に
阪神は今週、27日～29日に横浜スタジアムで4位のDeNAと3連戦。30日からは、本拠地の甲子園球場に戻り、2位の読売ジャイアンツと3試合戦う。
CS進出に向け、3連勝したいDeNAと、悲願の優勝に向け広島とのゲーム差を少しでも縮めたい巨人。連覇を狙う阪神にとって、重要な1週間となりそうだ。
■掛布氏が阪神逆転優勝の条件を語る
・合わせて読みたい→岡田阪神の“アレ”は「90％間違いない」 ミスタータイガース・掛布雅之氏が太鼓判
（文／Sirabee 編集部・佐藤 俊治）
