橋下徹、架空の映画祭詐欺に警鐘 「実態があるかどうか確認を」

実態のない映画祭のサイトに「作品エントリー料金を支払ってしまう」という被害が相次いでおり橋下徹さんがその巧妙な手口について指摘しました。

2024/08/26 18:15

橋下徹

26日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、架空の映画祭サイトを詐欺目的で作成したと思われる事案について報道されました。

存在しないイベントにエントリーするために金銭を振り込ませる手口が報告されており、弁護士の橋下徹さんは実態を確認する必要性について念押ししています。


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■実在のミニシアターを無断で掲載

『名古屋国際映画祭』と称した映画祭サイトには、名古屋市内の実在のミニシアター「シネマスコーレ」の住所や写真が無断で掲載されていたとのこと。

シネマスコーレ側は、公式X(旧ツイッター)で、「名古屋国際映画祭という、おそらく架空の映画祭の公式サイトに当館シネマスコーレの写真、さらには連絡先として住所まで無断で掲載されております。しかし一切の関係、連絡はございません。どうかお気を付けくださいませ。よろしければ拡散お願いたします。」と注意喚起を行っています。

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■3,000円のエントリー料を振り込む

同映画祭の実態がないことに気づかず、自身の作品をエントリーした映画監督は、「エントリー料30%オフ」という割引メールをきっかけに応募を決めたそうです。

ホームページを確認し、実在の映画館の名前が掲載されていたことなどから信用してしまい、日本円にして約3,000円のエントリー料を振り込んだとのこと。当該の公式サイトは、映画祭の出品経験が豊富な監督でも気づけないほど巧妙に作られていたそうです。

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■同様の被害が相次いでいる?

本物の映画館の住所や写真を無断で使い、あたかも実在するかのように作られた架空の映画祭のホームページ。

専門家によると、これは映画祭への「エントリー詐欺」の疑いがあるそうで、エントリー料金は少額ながらも集まれば相当な金額になる可能性もあるとのこと。昨今では、名古屋に限らず大阪や京都でも同様の事案が相次いでおり、映画館などでは問題視されていて、SNSなどで注意を呼びかける事態になっています。

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■橋下徹「実態があるかどうか確認を」

橋下さんは「これは、SNSの広告で引きつけられた場合は『広告の責任をSNSの事業者側に負わせる』という話になっていますけれども、今回はSNSの広告ではなさそうなので…」と考察。

続けて「ホームページじゃないですか。そうすると、我々がお金を払う際に実態があるかどうか確認をする必要がありますよね」「ただ、これ金額によっては、3,000円払うことによってその手間をかけるか、多分これは100万円払うとなれば実態確認すると思うんですけど。そこを狙ってね…」と、絶妙な価格設定についても指摘しています。

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(文/Sirabee 編集部・星子

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