マッチングアプリで知り合った人と長電話の恋愛相談 言われた言葉がグサグサ刺さって傷がえぐられる…
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・こいでまほが、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
ものまね芸人・こいでまほがリアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 婚活ダイアリー』。
元カレ・えびおくんと出会う前にカジュアルなマッチングアプリでマッチングしLINEを交換しただけの会ったこともない男性から、急にLINEが来ました。
「付き合ってる彼女のことで相談に乗ってほしいです、会ったこともないし、ただマッチングしただけなんですけど」。こんな面白そうなことがある? 久しぶりにまたワクワクしてきました。そして、電話は長時間になり…。
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■結婚するとなると…
過去にマッチングした人と、ひょんなことからまた繋がり動き出すこともある。やはり人と出会っておくことに損はないのではないでしょうか。特に、カジュアルなマッチングアプリでの出会いは、悪く言えば“出会って即終了”だけど、フットワークが軽い人が多い、という良い点もあります。
「もしもし…」 電話の声は30代前半くらいの青年。ヤバそうな人だったら断って電話を切ってしまえばいい。「すみません、突然LINEして。誰かもわからない人なのに…えっと、なんと呼べばいいですか?」。下の名前だけ伝えました。この彼、なんとなくプロフィール写真は覚えていますが何も情報がない。彼は本当に悩みだけを聞いてほしかったみたいで、サクサクと今の状況を話しはじめました。
「ざっくり言いますと、今の彼女、可愛くて好きなんですけど、結婚するとなると悩む部分があるんですよね」。さっそくドキッとしました。なぜなら、私が元カレえびおくんに最後に言われたセリフ。「好きだけど、結婚はしたくない」。この言葉に傷ついてしまい、いまだに思い返すと腹立しさを感じる。
「なんか喧嘩が多くて。こっちは正直、仕事がめちゃくちゃ忙しくて疲れてるのに自信なくなるんですよね、どうしたらいいか」。私たちも喧嘩は多かった。この人…今後の参考になるかもしれない。
■もっとしっかりしてほしい
「どういったことで喧嘩になるんですか?」と聞くと、「こっちが好きだと言ったらこう返してほしいとか、男としてその返しダサいとか、もっと連絡しろ、愛情表現しろだとか」あぁ…やんややんや言っちゃうやつだ。わかる。その彼女、私なんじゃない? と思うほど似てる。
「彼女、もう29歳なんですよ、なのに幼いんですよね」。なのにって、まだ29。20代なら許されるような気がしますが、彼からしたらそういうところが疲れるとのこと。「まほさんっておいくつでしたっけ?」「…35です」私はとっさにサバを5歳も読みました。別に電話だけだし。現実を認めたくない、35歳のまほさんでいこう。
「もっとしっかりしてほしいんですよね…だから、結婚相手ではないのかなって」。グサっ、グサっと突き刺さる。「もっとしっかりしてほしい」これも、えびおくんに言われた言葉。傷ついた言葉。「エッチが下手だとも言われて」…それは、酷い。さすがにそれは言わないぞ。この彼女とは違うところ見つけてひと安心する私。「忙しくて疲れて帰ってきてるのに要求も多いし…」。
■逆に相談
ところで彼は激務とのことだけど、何の職業? 聞いてみるとなんとえびおくんと同じ業界。なぜここまで似ている? 本当に忙しい業界だから理解してほしいと言っていました。あぁ、私は、いつも求めてばっかりでえびおくんの忙しさを理解してあげていなかったな…なんだかどんどんこの電話のおかげで反省ばかりしてしまう。
さらに話を聞いていくと、彼女は承認欲求が強いタイプでネットでライブ配信などをするところが嫌だとか。それを包み込むのがかっこいい男だとは思うけれど…などと悩んでいました。気づけば2時間、話を聞いていました。
このカップルと私たち、大きな違いが1つある。それは、どちらかと言うと彼のほうが結婚を視野に入れていて、彼女は別に今すぐ結婚したいというわけではなさそう。私は当時、とにかく結婚に焦っていました。それで爆発して崩壊。これについて男性心理を聞いてみたい。私は相談を受ける側だったのに、彼に相談を聞いてもらおうと踏み込んでみました。
「私は年下彼氏と付き合っていて結婚に焦ってしまって…大好きなんですけど泣く泣く別れてしまったんですよね、喧嘩も多かったですけど」。なんて返してくるだろう、辛口だったらどうしよう。緊張して返しを待っていると「あぁ、俺も年上の彼女とその経験ある。すごくキツかったなぁ、なんか俺じゃなくてもいいのかなって思った。結婚がしたいだけで、相手は俺じゃなくてもいいんだって思ったかもしれないですよ、その彼氏さん」。
やっぱり…。そんな気はしていました。あまりにも結婚、結婚、言い過ぎたんだ…。大失敗。本当に好きだったのに。そして、また聞いたことがあるセリフが飛び出しました。