『虎に翼』寅子が“ついに生み出したもの”に視聴者騒然 航一との結婚問題で「はて?」の末に…
朝ドラ『虎に翼』で、航一(岡田将生)にプロポーズされた寅子(伊藤沙莉)は、改めて結婚の意味に思いを巡らせる。悩んだ末に登場したのは…。
■寅子は航一にプロポーズされるも…
航一(岡田将生)にプロポーズされた寅子。もともと戦前に当時の婚姻制度に疑問を持ったことが法曹の道に進むきっかけになった寅子は、改めて結婚の意味について思いを巡らせる。
とくに、花江(森田望智)や玲美(菊池和澄)が、結婚した女性が姓を変えることを「憧れ」と考えていることや、周囲が結婚後の寅子と優未(毎田暖乃)が、航一の姓である「星」に変わることを前提に話す様子に寅子は疑問を抱く。
■「興味深い」「当時もあったのかな」の声
現代でも議論となっている夫婦別姓の問題に劇中で言及したことに、Xでは「同性婚に夫婦別姓、令和でもなお解決してない問題に切り込んでくれてありがとうという気持ち!」「結婚したら夫の名字になるのが当たり前だと思いとくに何の抵抗も疑問もなかった身としては興味深い」「夫婦別姓と同性婚の問題って当時もあったのかな〜。あったんだろうな、すくいあげなかっただけで」との声が。
また、「1度目の結婚は『とにかく社会的地位!』ってなってて考えもしなかったこと、2度目だし大人になったし目を向けられるようになったっていうのがまた面白い」「佐田寅子として世間に広く認知されて、同僚からも佐田(サディー)と呼びれることが多く、佐田は亡き夫の名字でもある寅子にとって『結婚で名字を変える』ことには戸惑いがあると思う」「寅子はどこか、佐田姓を名乗らないことで優三さんを切り捨てる気持ちにもなってるんじゃないか?」といった指摘や考察もみられた。
■“イマジナリー寅子”に「ついに」
この日のラストは、悩みながら布団に入った寅子が、夢の中で弁護士時代の法服を着た若き寅子と対面し、「どちらかの名字は名乗れなくなるということでしょう?」と問いかける場面で終わった。
これまで、寅子は空想の中に身近な人物を登場させることが多く、「イマジナリー優三」「イマジナリー小橋」「イマジナリー花江」とネット上でも話題に。ついに自分自身も登場させたことに、「とうとう寅は『イマジナリー寅子』を生み出した(笑)」「いずれやってくるだろうと思っていたイマジナリー寅子」「ついに自分もイマジナリーしたの!?」「追い詰められてるな」と視聴者は騒然。
また、「イマジナリー寅子の見た目が弁護士なりたてあたりなのは、あのときが1番ピュアにはて? と思っていた時期という自覚なのかなぁ」「法服着てるのね。戦前の。 トラちゃんの原点?」「こうやって見るとちゃんと歳とっててすごいなぁ」といった意見もみられた。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)