阪神タイガース捕手陣とバッテリーコーチに佐藤義則氏が苦言 「同じ失敗を繰り返している」
優勝争いの正念場に来て不調に陥っている阪神タイガース。佐藤義則氏は捕手とバッテリーコーチに苦言を呈す。
元阪急ブレーブスの佐藤義則氏がYoutube『佐藤義則チャンネル』を更新。阪神タイガースの捕手陣と嶋田宗彦バッテリーコーチに苦言を呈した。
■佐藤氏が嶋田バッテリーコーチに…
17日にバンテリンドームで行われた中日ドラゴンズ対阪神タイガース戦を振り返った今回の動画。
佐藤氏は「バッテリーコーチだね。どういうミーティングをしているかは知らないけど、はっきり言わないといけないよね。梅野(隆太郎)だから言えないというなら、コーチの資格がないよ。教えるためにコーチやってるわけだから」と嶋田バッテリーコーチに苦言を呈した。
■「同じ失敗をしている」
さらに「そういうのはみんなで反省しながら、こういう状況は、ここはだめでしょうっていうのも、 話し合わないと。同じ失敗をずっとやってるわけ」と佐藤氏は指摘する。
続けて「坂本(誠志郎)がインコースばっかり要求して、ファームに落とされて。そういう状況にもかかわらず、試合になったらそれをやってしまうっていうのは、そういうミーティングしてないのかな。『そういうところはインコースはだめでしょう』とか、言ってないのかなと、こっちは思っちゃうよね」とコメントした。
■捕手陣のリードにも苦言
佐藤氏は「ピッチャーってインコースは、キャンプでいくら練習しても、一番投げづらいところ。そこにカウントが不利なのに投げさせている。これは阪神だけじゃないけど、12球団みんなに言えるんだけど、最近の野球は」と持論を展開。
そして「だからピッチャーがどう思って投げているかも考えないといかんね。 そのコントロールが全然今日はないのに、インコースなんか出したら、もっとフォアボールを出すよね」と指摘。
そのうえで「投手の調子が悪いときに、どれだけ外角低めに投げさせるかというのも 、キャッチャーの仕事」 と話す。その後、17日の試合で先発した村上頌樹投手の内容や、捕手のリードについて解説した。
■18日の試合も8失点で敗戦
阪神は18日の中日戦も8失点し、敗戦。昨年先発の柱として活躍した大竹耕太郎投手と伊藤将司投手が、4回までに7失点するという展開で、中日3連戦は2敗1引き分けとなった。
この日、首位の広島東洋カープが勝利したため、阪神との差は4に。まだまだ巻き返し可能な数字ではあるだけに、佐藤氏が指摘した捕手を含めたチームの立て直しが急務となっている。