新井貴浩監督率いる広島東洋カープ優勝のキーマンを宮本慎也氏が分析 「彼が打つ・打たないで…」
宮本慎也氏がセントラル・リーグの上位3チームを独自分析。首位・広島東洋カープが優勝するために必要なこととは？
■宮本氏がカープのキーマンを語る
宮本氏が広島東洋カープ・読売ジャイアンツ・阪神タイガースの3球団で激しく優勝を争うセントラル・リーグを分析した今回の動画。
8日終了時点で首位を走っている広島について同氏は「カープはいろいろ奇襲をかけたりしますし、雰囲気が良さそうですよね」と分析する。坂倉将吾選手の名前を挙げ「前半苦しんでいたんですけど、彼が打つ・打たないというのはカープを見る限りでは結構重要なんで」と語った。
■末包選手にも期待
さらに宮本氏は右の大砲で故障から復帰した末包昇大選手に「彼がいるときは点が取れたりしていたので。なかなかカープは長打が期待できないなかで、やりくりをしているので。末包が戻ってくれば、変わるかもしれないですよね」と解説する。
スタッフが「カープが上がり目ですか？」と質問すると、「絶対この3チームのファンは、おまえウチって言うなよと思っていると思うんですよね」と自身の予想が当たらないといわれることに苦笑いを浮かべたうえで、「ジャイアンツが抜け出しそうだとちょっと前に言ったんですけど、タイガースが連勝したことによって、そんなことがなくなったんで、横一線じゃないですか？」と話した。
■優勝の鍵は？
セ・リーグの今後を宮本氏は「ジャイアンツが行くかなと思ったら、ここで停滞してるんで。 停滞というか、連敗なんですけどね。大きい連勝をしてたんで。大きい連勝をしたあとに、4連敗、5連敗してしまうと、もうその貯金がなくなるんで。ここで止めるっていうのが重要」と分析。
続けて「タイガースも連勝できてるんで、負けたときに悪くても連敗で止める。 3つしないというのが結構大事ですね。カープも抜けたときに5連敗くらいしたので。たぶん（決着は）9月ぐらいになるんだろうな」と語っていた。
■広島が敗れて最接近
広島・巨人・阪神のデッドヒートが続くセ・リーグ。8日の試合では2位の巨人が首位・広島に勝利し、1ゲーム差に。また3位の阪神も勝ち、2ゲーム差とした。
僅差の勝負となっているだけに大型連敗をすると、優勝争いから脱落する可能性が極めて高い。3球団にとっては、まさに正念場といえそうだ。
