『令和の虎』名物司会者が肺がんを告白、「体の異変」について克明に語る
『令和の虎』主宰で司会担当の岩井良明氏が肺がんに罹患していることを告白。今後番組を降り、闘病期を映像に残すと明言した。
YouTube『令和の虎CHANNEL』主宰の岩井良明氏が1日、肺がんに罹患していることをチャンネル内で告白。
他の臓器への転移も確認されたとして、番組への出演を今後取りやめることを説明した。ネットでは「治療に専念して」「何があっても負けない気持ちで」とエールが贈られ続けている。
【話題の動画】肺がんが進行していることを自らの口で明かす岩井良明氏
■“永遠の応援団長”岩井良明
一般の志願者が、審査員役である“虎”の前で事業計画を説明し、虎から出資を求める人気番組『令和の虎CHANNEL』。
これまで600人近い志願者が野望を胸に虎へ挑んできたが、その進行役として時に志願者を鼓舞し、時に志願者を厳しく叱咤してきたのが番組主宰であり司会の岩井氏だった。
岩井氏は株式会社モノリス会長、株式会社モノリスジャパン社長、芸能プロダクション「イエローキャブ」オーナーなどを務める実業家で、現在64歳。同番組のベースとなった『¥マネーの虎』(2001〜04年、日本テレビ)にも虎側で数多く出演しており、当時からパッション全開の熱い物言いで話題を呼んでいた。
■「早期の段階ではない」肺がん
1日に更新した動画で、「肺がんになりました。7月22日にCT検査をして判明。早期の段階ではなく、他の臓器にも転移していることがわかった」と現状を明かした岩井氏。
体の異変は今年に入ってから起き始めていたと言い、「声も少しおかしくなった。3ヶ月くらい前からなんか変だと。(7月6日に和歌山県で行われた収録では)体がボロボロだと自分でも話したが、相当あの頃調子が悪かった」と回顧。
その上で「全てのYouTubeから演者としては一旦身を引く。司会もすべて降ります」と治療に専念することを明言した。
■「終活の虎」構想
番組司会については、フリーアナウンサー・雫石将克氏、格闘家で実業家のバン中村氏、作家・乙武洋匡氏、タレント・新藤ももの4名が引き継いでいく。
「ものの数ヶ月で僕がダメになることも考えられる。その時のため、『令和の虎』は僕がいなくても回っていく体制をここ1、2ヶ月で作っていくことが、いま課せられた仕事」と説明しつつ、今後の闘病期を『終活の虎』として映像に残すとも明かす。
「俺らしく最後まで生きようと決めた。終わりから、“活(生)きる”に向かっての大復活劇にもなるかもしれない。そうじゃなければ、このまま華々しく散ってやろうと」と、時折涙を浮かべながらも、いつもの熱い“岩井節”を見せ続け動画を締めた。
■「負けるわけない」「復活の虎に」
この動画は配信から半日で約50万回再生され、「岩井さんは癌なんかに負けるわけない」「岩井さんなら絶対に勝つ」「華は咲き続けてこそ華、生きて輝き続けて欲しい」とエールのコメントが殺到している。
一方、「令和の虎は熱い漢岩井さんあってこそのものだと思っています」「どうか復活の虎になられて下さい」「絶対生きてくれよ岩井さん!アンタの怒号をまた聞きたいよ」と、番組再登場を願う声も散見されている。