千原せいじ、救急車の“コンビニ利用中”パネルに衝撃 「ビックリした」「無茶苦茶な奴がおるから…」
一部地域の救急車有料化に「もっと取ったったらええねん」とコメント。
お笑いタレントの千原せいじさんが29日、自身のYouTubeチャンネルのショート動画を更新。
“救急車利用の有料化”について「もっと取ったったらええねん!」と即答。また、一部地域の救急車が掲示するパネルに驚きの声をあげました。
【動画】一部地域の救急車有料化に「もっと取ったったらええねん」とコメント
■救急性が認められなければ7,700円
26日、茨城県は「救急車で搬送されても救急性が認められない場合、病院が患者から7,700円以上を徴収する」と方針を明らかにしました(12月1日から運用)。
「紹介状なしで大病院を受診した」場合に、一般的に払わされる7,700円を救急にも拡大する…というわけですが、この方針は、軽症者が安易に救急車を利用するのを減らし、病院側の負担を軽くするため。
茨城県知事・大井川和彦氏は「救急車が無料のタクシー化している。1分1秒を争う重症者のために救急搬送のリソースがとられているのは非常に大きな問題だ」と説明しています。
■千原せいじ「もっと取ったったらええねん」
海外では救急車を利用した場合、3万~9万の料金が発生しますが、現在“ 全国無料”というのは日本と香港だけ。
この報道に「海外は数万支払わされるところも少なくないよね。良心的な金額だと思うけど」「そこまで必要なぐらい不要不急の電話が多いのか。大変だな。 そう言えば実家に帰ったとき、近所に週3で救急車呼ぶ老人が居るって聞いたな」「モラルに任せた無料よりも有料にして良いと思う」「無料だから、しんどくなくても迷わず呼ぶ人がいるって聞くよね。茨城のみならず、全国有料化でいいと思う」などの意見が見られ、せいじさんは「安いわ! もっと取ったったらええやん」と即答しました。
■大阪市消防局、救急車のコンビニ立ち寄りOKに
またせいじさんは、今月から大阪市消防局から<救急車に乗る救急隊員が、コンビニエンスストアに立ち寄ることを認める運用をはじめた>との報道に言及。
これまではコンビニへの立ち寄りを禁止し、救急隊を増やすなどして休憩や食事をとれるようにしてきたそうですが、出動件数の増加に対応が追いつかず、救急隊員たちが、食事をとることができない状況などを改善しようと決めたこと。
利用する際は「コンビニエンスストアを利用中です」などと書かれたパネルを掲示し、1人は車内で待機、買い物やトイレの利用をするとのことです。
■「無茶苦茶な奴がおるから…」
この件に「ビックリしたで…」 と切り出したせいじさんは、「宣言するっていうことは『救急車で買い物してる』言うて、クレームつける奴がおるってことやろ?」「『やっと受け入れる病院が見つかった。喉も乾いたし、飲み物を買いに…』ってあるやろ?」とコメント。「無茶苦茶な奴がおるから、無茶苦茶高い値段を取ったったらええねん」とキレながら意見を述べました。
ちなみに…2015年5月、財務省は年間2兆円もの巨額な費用を自治体が負担していることを問題視し、軽症者を対象に救急車の一部有料化を検討すべきとの考えを示しています。しかし、9年経った今でも今回の茨城県だけ。コロナ以降負担が大きくなっている病院・救急隊員を尊重し、利用料金について改めて全国規模で考える時期なのかもしれません。