岡田彰布監督は「選手のモチベーションを上げていくことも必要」 中西清起氏が提言
新聞などに選手やコーチを名指しで批判することが多くなっている阪神タイガース・岡田彰布監督。第一次政権時のコーチ、中西清起氏の見解は…?
■岡田監督の「コーチ名指し批判」を分析
2005~2008年の第一次岡田監督政権でピッチングコーチを務めた中西氏が、一部で批判されている同監督がメディアに対しコーチや選手を名指しし、批判的な言動を行っていることについて語った今回の動画。
同氏はコーチへの名指し批判について「平田勝男ヘッドがフォローしているのでは」「冷たい監督なら、なにも言わずに翌日コーチを配置転換している。そこまではしていない」と持論を展開した。
■選手への批判は「萎縮する」
岡田監督の「選手への名指し批判」に中西氏は「今の選手はどちらかというと、ゆとり教育の世代なんで。名指しで怒られたり、けなされたり、ましてやスタメンを外されたりするのでね。そこのフォローは大事になる」と語る。
さらに「コーチは覚悟を決めていると思うけど、選手は波に乗れないということはある。そこで発奮して『見返したるわ』という昭和の野球ではないので。もう少し持ち上げると言うかな。でも、昭和の監督なんで。1番若い新井貴浩監督の世代と指導法が全然違うのでね。そこは少し考えないと、選手は萎縮してしまうかもね」とコメントした。
■モチベーションを上げることも…
話を聞いたスタッフは「成績が上がってこないなかで、こういうことが増えていくかと思いますが、どう対処すれば良いと思いますか?」と質問する。
これに中西氏は「フロントも含めて、いかに選手のモチベーションをどう上げていくかも大事。あんまりマスコミを使った批判じゃなくて、選手を持ち上げてくださいみたいなことは、言っているかもね」と語った。