エアコンの風向きを「ある方向」にすると… ダイキンが明かす節電術が目からウロコ
エアコンの風向きを変えることで節電につながる可能性が。ダイキンの調査結果が何とも興味深い。
各地で35℃を超える地域が続出している。昨今、電気代を節約しながらエアコンを使うかが重要だ。
エアコンでお馴染みのダイキンに「夏の節電術」を聞いてみると…。
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■効果的な節電方法を発表
朝からジメジメ蒸し暑い日が続き、冷房が欠かせない。とはいえ、電気代を考えると、効率的にエアコンを使用することが求められる。
2023年にダイキンが実施した調査によれば、約6割の人がエアコンの節電方法を誤解しているという。今年4月、同社は「調査結果はあくまでもひとつの目安です。住環境や気温などによって結果は変わります」としつつ、実験を踏まえた上で推奨されるエアコンの風量設定や風向き、室外機の扱いなど、効果的な節電方法を発表した。
■エアコンの風量に関する実験
今夏も猛暑が続くことが予想される。そこで、改めて「エアコン節電術」に関して、ダイキンに取材した。まずは、エアコンの風量について聞いた。
ダイキンの広報担当者は、「風量『自動』と『弱』と比較した場合、『自動』のほうが節電につながりやすくなります。ただ、各ご家庭でお好みご利用法はあると思いますので、ご自身のご体調や状況に合わせて設定頂ければと思います」と前置きしつつ、同社の実験結果を示す。
「エアコン冷房の風量『弱』と風量『自動』の消費電力量を比較した結果、風量『弱』が3.85kWh、『自動』が2.79kWhとなり、風量『自動』のほうが、消費電力量が約3割少ないという結果になりました」(広報担当者)