「オフィスとリモート」で仕事がはかどるのは? 約4割の人が出した答えとは
新型コロナの流行から、リモートワークを取り入れる企業も増えてきたが…。
コロナ禍以降にリモートワークの普及が急速に進んだことで、様々な働き方が模索されている。オフィス勤務とリモート勤務のどちらが優れているのかという議論は、今後ますます注目を集めるだろう。
■約4割「オフィスがはかどる」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女661名を対象に「仕事環境」に関する意識調査を実施した。
その結果、全体で40.7%の人が「オフィスのほうが仕事がはかどる」と回答した。「リモート」と答えた人は34.6%、「わからない」が24.7%だった。
オフィス勤務とリモート勤務のどちらがより効率的かについては、人々の意見が大きく分かれている。
■オフィスでコミュニケーション
オフィスのほうがはかどると感じている40代男性は、「私はオフィスのほうが、圧倒的に効率が良いと感じます。とくに、チームメンバーと直接顔を合わせてコミュニケーションを取ることで、誤解や情報の遅延を防ぐことができるからです。実際に、プロジェクトの進行がスムーズに行くことが多いと感じています」と話す。
近くに同僚がいるのも心強いようで、「急な仕様変更が発生した際も、隣の席の同僚とすぐに相談できますからね」と続けた。
■リモートは集中できる
リモートのほうが仕事に集中できると語る20代男性は、「私はリモートのほうが、仕事もスムーズに進むと感じます。自宅というリラックスできる環境で働くことで、集中力が高まるんです。オフィスだと周囲の人から声をかけられたり電話がかかってきたりなど、どうしても仕事を中断してしまうシーンが出てきますからね」と気持ちを述べた。
ただ今の会社は出勤する日もあるようで、「できれば毎日リモートで働きたいのですが、今の会社のシステムでは無理なので我慢しています」とも話していた。
■若手の成長が…
リモートの課題を指摘する50代男性は、「リモート勤務には、まだまだ課題が多いと思います。例えば、従業員の仕事ぶりを直接確認できないため、管理が難しいと感じます。若手社員にとっては、オフィスでの直接の指導やフィードバックが受けらず成長の機会が減ってしまうのではないかと心配です」と話す。
しかしリモートのすべてを否定しているわけではないようで、「リモートにもメリットがあるのはわかるので、課題が改善されたのならいいシステムだとも思うのですが…」とも語った。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女661名