田原総一朗氏、『朝まで生テレビ!』1987年放送開始時の制作秘話明かす BS移行には「わくわく」
10月からのBS移行発表後、初の放送となる『朝まで生テレビ!』。放送前にブログを更新した司会の田原総一朗氏は、開始当初の秘話とともに「わくわくしてる」と高揚感をつづった。
深夜に『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)の放送を控えた26日、同番組司会のジャーナリスト・田原総一朗氏が自身の公式ブログを更新。10月からのBS放送移行に伴う悲観的な世間の声に、「おおいにわくわくしてる」と正反対の反応を示した。
■話題になった“引っ越し”に言及
同番組は原則的に毎週最終金曜の深夜に生放送されていたが、今月4日、10月からBS朝日の日曜19時に移行することが発表。番組名はそのままだが「朝まで」ではなくなることに、SNSやニュースサイトではさまざまな反応が上がっていた。
深夜に放送を控えたこの日、田原氏は同ブログにて、「お知らせを一つ。僕が司会を務める『朝まで生テレビ!』の“引っ越し”が決まった」「10月以降、BS朝日最終日曜19時~の放送になる」と番組の引っ越しについてコメント。
■世間の反応とは対照的な「わくわく」
しかし、世間の反応に対しては「おもしろかったのは、このニュースの伝えられ方だ」として、「『朝まで生テレビ』地上波終了へ と何やら悲観的に書くメディアもあった。僕自身は、新たなスタートに、おおいにわくわくしているのに、だ」と吐露。
一部では“降格”といった声もあったが、むしろ高揚感を抱いていることを明かす。
■「かつて深夜の時間帯は…」
この心境には、これまで挑戦的な取り組みをしてきた番組の歴史がかかわっているようだ。田原氏は「スタートは1987年。かつて深夜の時間帯は見ている人も少なく、番組も再放送がほとんどだった」と制作当時のテレビ界を回顧。
「その枠でまったく新しい討論番組をやろうとしたのが、『朝まで生テレビ!』だ」と振り返ると、後半にも「深夜の時間帯だから、冒険ができた。テーマを『オリンピック』だと局の上層部に言いながら、途中から『天皇問題』に変えたこともある。もちろん確信犯だ」と述懐する。
■「ますますいろんなテーマに挑戦」
今回のBS移行についても、「ゴールデンの時間帯に移ることで、深夜だからと見られなかった方に、ぜひ見ていただきたいと思っている。そして、より幅広い世代、さまざまな立ち位置の人々が、自由に論議できる場にしたい」と前向きに捉えている田原氏。
「新たな場で、失敗を恐れず、ますますいろんなテーマに挑戦していきたい」と決意を新たにすると、最後は「これからもよろしくお願いいたします」と視聴者への思いで結んでいる。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)