『RIZIN』国歌独唱辞退の手越祐也に称賛の声　「大人の対応ってこういうこと」

28日にさいたまスーパーアリーナで開催される格闘技イベント『超RIZIN.3』で、メインイベントの朝倉未来選手と平本蓮選手の一戦で予定されていた、タレント・手越祐也の国歌独唱が中止されることが22日、発表された。Xでは、手越の「大人の対応」に称賛の声も見受けられた。

【投稿】国歌独唱中止に朝倉も反応

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■国歌独唱のオファーを快諾するも…

手越は20日、テレビ埼玉で放送されたRIZINのスペシャル番組に生出演。格闘技ファンの手越に、榊原信行CEOが、メインイベント前にアカペラで国歌独唱することを打診し、手越も「ありがとうございます。光栄すぎて…」と快諾していた。

しかし、朝倉選手は同日に更新した自身のYouTubeのサブチャンネルで、国歌独唱について「なしにしてほしい」と話し、「もともと（国歌独唱自体が）いらないと思っているタイプ」「タイトルマッチでもない」などと発言。対戦する平本選手も、自身のSNSで手越の国歌独唱に反発し、その後「盛大に怒られました」などと投稿した。

これらを受け、一部の格闘技ファンから手越側に誹謗中傷が送られる事態になっていた。

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■手越に誹謗中傷

RIZINの公式Xでは、「弊社としてはこの一戦が少しでも世間の耳目を集め、より多くの方々に見ていただく方策として、このようなオファーをし、手越さんにはご快諾をいただいておりました。しかし、事前に我々から選手サイドへの説明不足もあり大きな反発を招くこととなってしまいました」と説明。

「加えて選手からの一方的な発信に乗じた人たちから手越さんへ直接、誹謗中傷やヘイトメッセージがSNSで送りつけられる事態となり、多大なるご迷惑をおかけすることとなりました。本当に申し訳なく思っております」と謝罪した。

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■「あくまで試合や選手が主役」

この状況を受けて手越側と話し合いを持ち、「手越さんからは『あくまで試合や選手が主役。ボクは少しでもそれを盛り上げられればという思いで引き受けた。しかし、それが望まれていないのであれば今回の国歌独唱は辞退させてほしい』というお話をいただきました」と明かし、手越の国歌独唱を取り止めることを発表。

続けて、「手越さんからは『それでも朝倉未来選手と平本蓮選手の試合は、変わらず注目をしているし、二人には最高の試合をしてほしいと思っています』と、寛大なお言葉をいただきました。手越さんへの誹謗中傷やヘイトはおやめください」と改めて呼びかけた。

なお、手越の出演を期待してPPV（ペイパービュー）を購入したファンに向けては、返金で対応するとしている。

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■「対応が大人」「退けるのもえらい」の声

朝倉選手は、自身のXでRIZIN公式の投稿を引用すると、「関係者の方々、対応ありがとうございます。俺は俺の仕事を全うする。盛り上がり最高潮のまますごい試合見せる」と投稿。

また、ユーザーからは「手越の対応が大人すぎる」「誰も責めず選手にも応援の言葉をかける…大人の対応ってこういうこと」「国歌取りやめ…退けるのもえらいな」「プライドもあるだろうに、根っからいいヤツなんだね」と手越の対応に称賛の声があがっている。