ラッシュ時には危険なので… 約7割が「駅のホーム」あると安心できるもの
混雑しているホームで、危険を感じた経験がある人も多いはずだ。
駅のホームドアは、多くの人々に安心感をもたらす重要な安全対策だ。ホームからの転落事故を防ぐだけでなく、列車の接近時の安全を確保するためにも重要な役割を果たしている。
■約7割「ホームドアがあると安心」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女661名を対象に実施した調査では、全体で74.1%が「駅にホームドアが設置されていると安心する」と回答した。
多くの人がホームドアの存在によって、安心感を得ていることがわかる。
■毎日の通勤での安心
通勤時にホームドアがあって安心している40代男性は、「朝のラッシュ時は人が多くて、ホームが混雑することがよくあります。その中で、ホームドアがあると人が誤って線路に落ちる心配がないので、とても安心できるんです。とくにスマートフォンを見ながら歩いている人が多いので、ホームドアの存在は本当に助かります」と話す。
しかしスマホの利用に対しては、「もちろんホームでの歩きスマホをしないのが、一番いいのですが…」とも語っていた。
■子供と一緒に利用するときに
子供と一緒にいるときにホームドアがあると安心するという30代女性は、「小さい子供がいると、駅のホームで手を離したらどうしようといつも心配していました。しかしホームドアがある駅では、その心配が少なくなります。またベビーカーを使っている人は、ドアが閉まるまでの間も安心して待てるのでとても助かると思うんです」と思いを述べた。
さらには、「地元の最寄り駅にもようやくホームドアが設置されて、とても安心しています」と続けた。
■設置に対する懸念
ホームドアにもデメリットがあると考える50代男性は、「ホームドアがあることで、安全性はたしかに向上するかもしれません。しかし列車の乗降が、スムーズにいかないことがあります。なかでも混雑時にはドアの開閉に時間がかかり、列車の遅延の原因になることがありました」と振り返る。
しかしホームドアの必要性は理解しているようで、「ただそれでも事故を防止するためには、ホームドアがあったほうがいいとは思いますが…」と話していた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女661名