阪神タイガースの連覇に「黄色信号の点滅可能性」 掛布雅之氏が独自見解
読売ジャイアンツ3連戦を1勝2敗で負け越した阪神タイガース。OBの掛布雅之氏は、「連覇に黄色点滅信号が灯る可能性がある」と警鐘を鳴らす。
元阪神タイガースの掛布雅之氏が自身のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』で、阪神の「連覇の可能性」について持論を展開した。
■巨人対阪神3連戦を振り返る
掛布氏が15~17日に行われた読売ジャイアンツ対阪神の3連戦を振り返った今回の動画。
同氏は阿部慎之助監督率いるジャイアンツの戦いぶりについて「数少ないチャンスを者にして、最少失点でゲームを勝つという守る野球を徹底的に意識した巨人が、2勝1敗で終わることができた」と分析する。
さらに巨人・岡本和真選手の守備、丸佳浩選手のバッティング、吉川尚輝選手の積極的な走塁を称賛した。
■阪神連覇に黄色点滅信号?
阪神の今後について掛布氏は今月30~31日に甲子園球場で行われる阪神対巨人戦の重要性に言及。
そして「この3連戦は阪神甲子園球場の100周年記念の3連戦にもなりますので。もしも阪神が巨人に甲子園でまた1勝2敗というような形で負け越すようなことがあると、ちょっと阪神の連覇というものに対して、黄色い点滅信号がつき出すんではないかな」と持論を展開した。
■月末の3連戦に勝ち越さないと…
さらに掛布氏は「そういう意味では、この東京ドームで3連敗せずに2勝1敗という形で終わったことをよしとして甲子園球場に戻り、この月末から始まる巨人3連戦。 ここを勝ち越せるかどうかということが、後半のペナントレースを大きく左右する3連戦になる」と分析する。
続けて「ペナントレースも残り50試合を切ってますので、勝てるゲームを落とすようなことがあると、もう優勝はないと思いますので。 この月末から始まる巨人 3連戦、 必ず勝ち越す阪神を期待しておりますので、よろしくお願いします」と話した。
■巨人が7連勝で首位に浮上
大混戦のセントラル・リーグは7月に入り、巨人が7連勝するなど勝ち星を重ね、首位に浮上。17日現在2位広島東洋カープに1ゲーム差をつけている。
一方連覇を狙う阪神タイガースは巨人との3連戦に負け越し、2.5ゲーム差の4位に。まだまだ優勝の可能性は残されているものの、下馬評のような「圧倒的強さ」は出ていないのが現状だ。