東国原英夫、石丸伸二氏の“自民党総裁の座”言及に「止めといたほうがいい」 過去には同様の要求をして…
自民党が総裁として迎え入れるのなら、連携することもあり得ると語った石丸伸二氏。この発言に、宮崎県知事時代に同じ要求をした東国原英夫は…。
元宮崎県知事・衆議院議員でタレントの東国原英夫が、17日に自身のXを更新。総裁の座を用意するなら自民党とも連携すると語った前安芸高田市長・石丸伸二氏を、自身の経験を元になだめた。
■発言を取り上げた記事に…
Xを更新した東国原は、石丸氏が『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)に出演した際のコメントを紹介する記事を引用した。
番組内で石丸氏は、橋下徹・元大阪府知事から既存政党との連携について聞かれ、「今のところ、その可能性は極めて低いと思います」と回答。
しかし、過去に宮崎県知事時代の東国原が、総裁の座と引き換えに自民党からの出馬を受諾しようとした例を挙げられると、「そこまで振り切れるのであれば、ありです」と語ったことが伝えられている。
■「悪い事は言わない」
石丸氏はその真意について、「そこまで変われるのであれば、一緒にやりたいという思いはあります」と語ったが、当の東国原は「かつての僕と同じ感覚かな?」と自ら回顧。
「『自民党がそこまで振り切るなら』と言っている事は分かるが」と一部理解も示したが、続けて「悪い事は言わない、総裁の座を要求するのは止めといたほうがいいかも(笑)」と自虐するように笑いながら振り返っている。
■自民党の大逆風の2009年に…
東国原は宮崎県知事時代の2009年、当時の古賀誠・選挙対策委員長との会談で、同年の総選挙での下野が確実視されていた自民党から衆議院議員への鞍替えを打診された過去がある。
これに対し、東国原は「私を自民党総裁にする覚悟がおありですか?」と総裁候補として扱う異例の待遇を求めたことを記者会見で語ったが、この発言には賛否が噴出。
当時大阪府知事だった橋下氏も、記者からこの件を聞いて「しゃれとしか思えない」「断る理由として言ったとしか考えられない」などと驚きをあらわにしていた。
■フォロワーも半信半疑
当時の東国原と同様の見解を示した石丸氏を、自虐気味になだめる格好となった東国原。
投稿には「永田町に嫌味を話しているんでしょう」「今の自民の総理候補ぎなっても地獄」「東国原さんも当時は総裁の座に着けると本当に思っていなかったと思いますが?つまり!そういう事です」といった反応が寄せられており、フォロワーも本気だとは感じていないようだ。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)