では、シートやハンドルがさわれないほど熱くなったときに温度を下げる方法と、外が焼けつくような暑さのときに車内温度が上がらないようにする方法をいくつか紹介しましょう。
1. シートに「保冷シート」を使う(または自作する)
保冷シートは、いってみれば食べものを冷やすためにクーラーボックスやランチボックスに入れる「保冷剤」の巨大版です。チャイルドシート用として売られていることが多いのですが、大人が使っても問題ありません。どこでも買えますが、自分でつくることもできます。
2. 瞬間冷却パックをトランクに入れておく
いつも必要というわけではありませんが、車内のシートやハンドル(あるいは、あなた自身)をすぐに冷やさなければならないときには、瞬間冷却パック(救急箱によく入っている、ポンと開けるタイプ)を使うと便利です。
3. シートベルトを締める時には鍋つかみを使う
シートベルトが熱くて触れないときの対策のひとつです。布切れやタオルを使ってもいいでしょう。
4. 白いタオルをハンドルに掛けておく
実を言うと、タオルは必ずしも白でなくてもかまいません(色による影響の有無については、このあと詳しく説明します)。何かでおおっておきさえすれば、ハンドルはそこまで熱くなりません。
5. フロントガラス用サンシェードを使う
フロントガラス用サンシェードは、シートや車内の温度上昇を抑えるためというよりも、ハンドルやダッシュボードが熱くなるのを防ぐものですが、効果があることは確かです。買うときは、形とサイズを確認して、自分のクルマに合ったものを選びましょう。