悔しい気持ちになり… 約8割が抱いたことのある「他人」への負の気持ち
自分と人と比べては、複雑な気持ちになった経験はないだろうか?
嫉妬は誰もが、一度は経験する感情だろう。成功している他人を見たり他人の幸せを目の当たりにしたりすると、心の中に嫉妬心が生じてしまうことがよくある話だ。
■約8割「他人に対して嫉妬」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女661名を対象に実施した調査では、全体で83.4%が「他人に対して嫉妬した経験がある」と回答した。
大多数の人々がなにかしらの形で、嫉妬の感情を抱いているようだ。
■同級生の起業が成功して
同級生が起業して成功していることに嫉妬している30代男性は、「高校時代の同級生が起業して、それなりに成功しているんです。本当は喜ぶべきことなのでしょうけれど、自分の今の立場と比べると虚しい気持ちになってしまって…。つい彼のことを嫉妬してしまい、素直に成功を喜ぶことができません」と気持ちを述べた。
さらに続けて、「彼を見ていると、自分の無力さを感じてしまうんです」とも話していた。
■後輩が先に昇進して
後輩が先に昇進してプライドが傷ついた30代男性は、「同じ部署の後輩が、急速に評価を上げて昇進したんです。たしかに後輩は優秀な人材なので、評価されていることには納得しています。しかし自分にもプライドがあるので、後輩に抜かれてしまったことが悔しくて…」と語る。
後輩のことは認めているが、「後輩が努力しているのは知っていますが、それでも嫉妬の気持ちは消えません」と悔しい気持ちを引きずっているようだ。
■嫉妬をエネルギーにして
嫉妬の気持ちも必要だと考える50代女性は、「他人に嫉妬するのは、自分の気持ちを再確認する良い機会だと思っています。嫉妬を感じるときは、自分の中でなにかが欠けていると感じている証拠だと思うんです。その感情を無視するのではなく、受け入れてそれを乗り越えるための努力をすることが大切だと思います」と自分の考えを語る。
嫉妬を上手に活用することが大切だと考えているようで、「嫉妬をポジティブなエネルギーに変えていければ、自分の成長につながるでしょう」とも述べた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女661名