エアコン、つけっぱなしで寝るのは良くない? 専門家の「回答」にカズレーザーも驚き
エアコンをつけっぱなしにして就寝するのは、“良くない”イメージがありましたが…。
9日の『カズレーザーと学ぶ。』(日本テレビ系)では、睡眠にまつわる特集を放送。
そのなかで、「エアコンをつけっぱなしにして寝る」行為について医学研究者が解説し、MCのメイプル超合金・カズレーザーさんも驚く一幕がありました。
■芸能人たちも抱える睡眠の悩み
同日の放送では、「次の日が休みだと16時間ぐらい寝てしまう」「寝ても寝ても眠い」と話す、お笑いコンビ・納言の薄幸さんの2日間の睡眠の様子を記録した映像を流した。
それを見た筑波大国際統合睡眠医科学研究機構長の柳沢正史先生は、幸さんに「途中で布団を蹴飛ばしたりして、結構寝苦しそうにしてましたけど、エアコンちゃんとつけてますか?」と尋ねました。
■就寝時のエアコン、医学研究者が解説
ロケ当時はまだ5月だったため、幸さんは「今の時期はまだつけてないです」と話すと、柳沢先生は「寝室の室温が結構高くなっているかもしれないです。この季節(※ロケ当時の5月頃)は、多くの人は23℃~25℃くらいが寝ている間は快適と言われていて…」と解説。
幸さんは「でも、エアコンをつけながら寝ると、あんまり良くないみたいな…」とこぼすと、柳沢先生は「それ完全に都市伝説で、医学的な根拠は全くないです」と話し、これにはカズレーザーさんをはじめ、スタジオから「へぇ~!」「知らなかったなぁ」と驚く声が。
■かけ寝具を使わないのも「良くない」
柳沢先生は、人間は寝ている間も布団から手足を出したり、包まったりして無意識に体温調節をしているため「これからの季節は、かけ寝具を使わない人がいますけど、それは寝室の室温が高すぎる。それはあまり良くないんですね」とも解説。
ぐっすり眠るためには、薄いタオルケット1枚でもいいので、かけ寝具を使って快適に眠れる環境が理想的なのだそう。
筑波大学の国際統合睡眠医科学研究機構の副機構長である櫻井武先生は、「体温を調節するメカニズムと、睡眠を開始したりするメカニズムは密接な関係。気温って一番大切なんです」と解説し、自身は「3月以降ずっとエアコンかけてる」とも話し、共演者たちを驚かせました。
■「都市伝説だと!?」驚く声
多くの人が悩む「就寝時のエアコン」問題について、柳沢先生の解説には視聴者からも「エアコンつけて寝るのよくないってのは都市伝説だと!?」「適温に保つのはもちろん大事なんだろうが…」と驚く声が。
なお、番組では“睡眠の質”という観点での解説でしたが、とくに夜間も25℃を下回らない熱帯夜は、熱中症を防ぐために「エアコンは朝までつけっぱなし」にすることが好ましいと、呼びかけられています。
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(文/Sirabee 編集部・衣笠 あい)