武井壮、パリ五輪選手村“エアコンなし”に私見 選手たちは「慣れている…」

パリ五輪の選手村には基本的にエアコンが設置されていないため必要に応じて各国が用意することに。「不公平ではないか」という声に武井壮さんが…。

2024/07/09 17:30

武井壮

10日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、今夏に開催されるパリ五輪の選手村にエアコンが設置されていないという問題について報道しました。

選手村には地下水を利用した床下冷房が設置されているものの猛暑による選手のコンディションが心配される中で、アスリートでタレントの武井壮さんは「慣れている人もたくさんいます」と私見をのべています。


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■酷暑で五輪選手が倒れる心配も

一昨日のパリの最高気温は23.1度で、東京よりは涼しいように思われますが、昨夏は40度以上を記録して5,000人以上が酷暑で亡くなったとのことです。

イギリスのポーツマス大学の報告書によりますと、開催期間中は酷暑で選手が倒れたり、最悪の場合死者が出ると想定しているそうです。

パリの冷房事情は特殊で、エアコンの普及率は25%ほど。理由としては、景観保全のためにエアコンの室外機を許可なく設置できないことや、温度が高くても乾燥していて過ごしやすいことなどが挙げられます。

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■「史上最もエコな大会」を目指すパリ

パリが目指すものは「史上最もエコな大会」。過去の大会と比べて温室効果ガスの排出量を半分にし、使い捨てのプラスチックを使わないなどの取り組みも行っています。

物議を醸している「選手村にエアコンを設置しない」問題も、組み上げた地下水を冷やしたものをパイプを通じて各部屋の床下に流す方法で代用する予定です。

この床下冷房で室温は6度程度下がり、電気代やCO2の排出量も通常のエアコンと比べて80%減になるそうです。

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■ウガンダはエアコンを設置せず

パリの五輪大会組織委員会は、希望すれば各国・各地域の負担で独自にエアコンを設置可能と述べています。

日本、アメリカ、イタリア、オーストラリアなどは費用約1,000万円を負担して設置する予定のようです。一方で、ウガンダ五輪委員会は「十分な資金がない」と設置しない姿勢を見せており、不平等ではないかという声も上がっています。

武井さんは「選手それぞれによって違うと思うんですけど、普段からエアコンを使っている人は、ないと不便だなぁと感じると思うんですけど。普段からエアコンを使いたくないという選手もいるので」と、個人の生活習慣によって影響が異なるのではないかと話しました。

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■選手は「体調管理のプロフェッショナル」

武井さんは、「ウガンダがエアコンを設置しないというのは、元々ウガンダで暮らしている人たちが、パリの床下冷却などの設備が整った場所に来ると考えると、特に不公平ということはないと思います」と、公平性についても考察しました。

さらに、「選手たちは日頃から、国を代表してくる選手たちですから、いろんな環境で競技することに慣れている人もたくさんいます。アンフェアだということではなく、その中でどうやって戦うかが五輪の意義でもある」と力説し、選手は「体調管理のプロフェッショナルなので」と説明しました。

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(文/Sirabee 編集部・星子

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