昼寝から覚めたギャルの自撮り、頭の違和感にギョッとした 専門家も「滅多にない」と驚き

昼寝から目覚めた女性の自撮り写真、頭部にもの凄い違和感が。「そんなことある?」と、驚きの声が相次いでいる。

■それにしてもこの家族、ノリノリである

ある日、学校の授業を終えて帰宅し、昼寝をしていたこひなさん。寝る前にコンタクトレンズを外そうと鏡を見た時点では、クワガタはついていなかったという。

1時間半ほどの昼寝を終え、ボーッとしていたところ、頭部に痒みを覚える。そこで頭を触ってみると、何やら固い感触が。鏡を見ると、そこには件のクワガタが張り付いていたのだ。

当時の心境について、こひなさんは「(鏡を見るまで)虫の可能性もある、とは覚悟していたのですが、まさかクワガタとは…。虫が苦手なので『怖い』という感情もありましたが、それに負けないくらい『なんで?』という疑問で頭がいっぱいでした」と、振り返っている。

その後、家族や友人らに事の顛末を説明しつつ、写真を送ったところ、母から「妹が欲しがるから、捕まえて飼っておいて」という、ノリノリなミッションが。そのため、こひなさんとしては不本意ながら「同じ屋根の下」で暮らしているそうだ。

取材時点(5日)では餌や飼育ケースも揃っていなかったため、「これから学校の友人に、飼育セットを貸してもらう予定です」とも説明していた。

やはり、クワガタが人の頭に引き寄せられるのは、かなりのレアケースなのだろうか…?


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■日本昆虫協会も「めったに起こらない」と驚愕

クワガタが好むエサについて、日本昆虫協会の担当者は「幼虫は枯れ木などの材を食べ、成虫は主に樹液を舐めます。好む樹木は種によって多少の差があります」と説明する。

また、成虫は「樹液の匂い」(発酵臭や酸臭に近いもの)にも寄ってくるそうで、担当者は「人気の昆虫ですから『クワガタムシ』で検索するとたくさんの情報が得られますので、ぜひお試しください」とも呼びかけていた。

今回の肝となる「クワガタが人の頭に引き寄せられた」理由については「そうそうあることではありませんし、この写真だけでは詳しいことは分からないのですが…」と前置き。

クワガタ

その上で「強いて原因を考えるなら、家の誰か、あるいはごく近所の誰かが飼っていたクワガタが脱走して部屋の中を歩き回っているうちに、たまたま頭についたのではないでしょうか」「また、同じく室内を歩いていたクワガタが、成分に誘引臭の含まれているリンスや整髪料に誘われ、頭に乗ったのかもしれません」とも推測していた。

クワガタが屋外から屋内へやって来て、さらに頭に留まるのは相当に珍しいようで、担当者は「クワガタの多い場所に家があり、煌々と灯りをともすか、腐ったバナナでも部屋に置いて、窓を開けておない限り、そう起きることはないと思われます」とも補足している。

カブトムシと並び、日本の夏の風物詩と言えるクワガタ。万が一我が家にやって来た際は、小さな体からほとばしる逞しいエネルギーと、夏の風情を感じてみてほしい。


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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