橋下徹、都知事選・石丸伸二氏躍進の理由を力説 「維新がやろうとしていた…」
東京都知事選挙で2位の石丸伸二さんが160万票を集めたことに対し、橋下徹さんは「同じような政治スタイルを目指してやってきた…」と大阪府知事を回想しました。
8日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、7日に投開票された東京都知事選挙の結果について報道しました。
現職の小池百合子さんが3選を果たした中で前広島県安芸高田市長の石丸伸二さんが2位と大躍進を遂げた理由について、元大阪府知事で弁護士の橋下徹さんがリモート出演で解説していました。
■大躍進の背景は「SNS戦略」か
今回の選挙で前参院議員・蓮舫氏を上回り2位となった石丸氏ですが、同番組では大躍進の背景として「SNS戦略」があると分析。
石丸氏の公式YouTubeチャンネルの登録者数はおよそ29万人、ライブ配信動画の再生数はトータルでおよそ625万回。献金額は2億円を超え、ボランティアの数も5,000人を上回っているとのことです。
司会の谷原章介さんは「小池さん、そして蓮舫さんに比べると知名度は確かになかったかもしれませんですが、ネット上の知名度はお二人を充分上回っていたと思いますが、橋下さんこれ、立候補から1ヶ月で2億円を超える献金、そして5,000人のボランティア。どうご覧になっていました?」と橋下さんに問いかけています。
■160万の票は「とてつもないこと」
橋下さんは、「これはすごいことですよ。僕も知事選挙、市長選挙、その他の国政選挙をずっとやってきましたけれども、いやぁこんな短期間で2億円のお金とか5,000人のボランティアなんてまぁ普通は集まりませんね」と感服した様子。
続けて、「何と言っても、160万の票を集めるなんていうのはとてつもないことなんです」と述べ、短い期間で多くの票を集めた石丸さんの手腕を高く評価していました。
■橋下徹「批判的な意見」にも言及
さらに橋下さんは、「もちろん石丸さんに対しては政策的なことや、まぁ人柄的なこととかそういうことで、いろいろ批判的な意見はありますけれども…」と多様な意見が飛び交う世論にも言及。
41歳という若さも鑑みて、「これからの世代、特に組織に属していない若者、将来世代、無党派層、ここの票をしっかりつかまえるためには石丸さんのような政治家のスタイルが必要なんだということを、強烈に打ち出してくれました」と期待を寄せています。
■大阪府知事時代を回想しエールも
橋下さんは、自身の大阪府知事時代を回想し「僕もね、大阪でじつは石丸さんと同じような政治スタイルを目指してやってきたつもりなんですけれども」と告白。
しかしいつの間にか自身の作った政党が変わってきたとのことで、「維新の国会議員というのが自民党よりも自民党の政治家みたいになってしまって、飲食代も『領収書は黒塗りが必要だ』とか、そいういことばっかり言い出すようになってきた」とも。
今後についても、「だからもう将来世代の票を集めるのが、維新がやろうとしていたところを、石丸さんがもし政治グループをつくったらそっちのほうにガッともう票が流れるようなそういう感じがしますし、期待しています」とエールを送っていました。
・合わせて読みたい→名前を言ってはいけない東京都知事候補『ひまそらあかね』 突然の顔出しにネット騒然
(文/Sirabee 編集部・星子)