ひろゆき氏、経済学者・池田信夫氏と激しい応酬 「おまえこそ…」「頭が悪いのか」の言葉にフォロワーも反応
産業革命や中国の綿花生産をめぐって、ひろゆき氏と経済学者の池田信夫氏が激しいバトルを繰り広げている。
実業家のひろゆきこと西村博之氏が5日、自身のXを相次いで更新。産業革命や中国の綿花生産をめぐり、経済学者の池田信夫氏と応酬を繰り広げた。
■「イギリスの機械による産業革命で…」
発端となったのは前日、ひろゆき氏が自身の著書を引用するネット記事をシェアしたことだった。
ひろゆき氏は「イギリスの機械による産業革命で、人口が多く綿花も取れる中国が負けました。低所得者に頼る構造より、機械化・自動化を進めて海外にもシステムを売る方が利益率も所得も高くなるのは、歴史の授業通りです」と持論を展開。
すると、ポストが目に入った池田氏は、翌5日に「何いってるんだ。中国で綿花なんかつくってないよ」と引用ポストでツッコミを入れる。
■「おまえこそ」「頭が悪いのか」と…
同ポストではさらに、「だいたい低所得者が働かなかったら、どうやって生きていくんだ。当時のイギリスで、どれだけ多くの労働者が低賃金で働いていたか知らないのか。資本主義は、労働者を低賃金で働かせるシステムなんだよ。おまえこそ歴史の授業を受けろ」と厳しい言葉で指摘。
すると、ひろゆき氏もこれに反論し、「綿花は現在の雲南省に相当する地域で、紀元前200年頃に伝わったそうです。確かにその時期は“中国”という名称ではありませんが、詭弁なのか頭が悪いのかどちらですか?」と厳しい言葉を返した。
■激しい応酬が続く
しかし、池田氏も食い下がり、「紀元前の話なんかしてどうするんだ。18世紀に綿花をつくっていたのはインドだよ」と重ねて歴史を説明する。
続けて、「その綿花をイギリスが植民地から略奪して綿織物をつくったのが『産業革命』。資本主義は、植民地支配と低賃金労働から生まれたんだよ」としたが、ひろゆき氏もロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの英語論文を引用して反論。
該当部分を強調した画像も貼り、「中国の全ての省で綿花は作られていました。中国で綿花は作られてないとかいうデマを固辞し続けるのは、何故ですか?」と応戦し、「頭が悪いのか、英語が読めないのか、どちらですか?」と痛烈な皮肉も展開した。