『虎に翼』いつも仏頂面の桂場に視聴者「ありがとう」の理由は… 寅子に「ガキ!」言い放った心情に考察も

4日放送の朝ドラ『虎に翼』では、恩師・穂高(小林薫)の晴れの場で怒りをあらわにした寅子(伊藤沙莉)を桂場(松山ケンイチ)が一喝。視聴者からはさまざまな声があがっている。

■「1番人の気持ちを大切にできるのは…」

また、2人の気まずさを知りつつ寅子に手伝いを依頼した桂場に、「何やかんや言って、1番人の気持ちを大切にできるのは桂場さんなんだなぁ。1番人に無関心みたいな顔をして、1番人を見て気持ちや理想と現実のバランスを見てるのは」「桂場さんは最高のバランサーだよな…虎ちゃんとは頻繁には会ってないだろうに、なんでこんなに適格なのよ…」とのコメントも。

「間を取り持ちたかったんだろうな、穂高先生のために」「幹事の面目丸潰れなのに桂場さんは穂高だけでなく寅子の傷も慮ってるよね…」と考察する人もみられた。

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■寅子の胸中に理解も

その一方で、寅子の穂高への怒りについて「理想の中で犠牲になった人を多数生み、自分も一度追い込まれた、老いに負けて退場することでその責任から逃れるのかという怒り、また、その姿に、将来折れてしまうかもしれない自分を見る恐れ、置いて行かれる悲しみ、いろんな感情が爆発してるんだよな」と理解を示す声も。

「寅子の気持ちも分かるし、そうやってノーを言ってもいいはず」「『役割』を果たすことよりも自分の気持ちを貫いた」「感謝も尊敬もしているが腹が立つという感情は本当に苦しいものだ。寅子の側だけに立つと本当にしんどくて涙が出た。自分は何も成し得なかったなどと言われては、女子部の皆を否定された気持ちだ」との意見も。

さらに、「そもそも寅子という人は『正しい人』ではなく『わきまえない(=空気を読まない)人』なので、視聴者の共感ポイントと乖離するのもある意味仕方ないのかなと思う。それほど妊娠の際の件は傷が深かったということ」との指摘も見受けられた。

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■寅子は穂高への怒りをあらわに