読売ジャイアンツ・坂本勇人、不調の要因を宮本慎也氏が独自分析 「スイングに強さが…」
打撃不振のため2軍調整となった巨人・坂本勇人。宮本慎也氏が分析する「不調の要因」とは…。
■巨人不調の要因は?
巨人が4位となっている要因について宮本氏は「打てないこと」を挙げる。
さらに4番・岡本和真選手の後を打つバッターが決まっていないことなどを挙げたうえで、「坂本が打てないのが非常に大きい」と解説した。
■スイングの強さが感じられない
坂本選手が不調に陥っている原因を宮本氏は「去年の最初もあまり良くなくて、終盤に上がって行ったので、どれぐらい変わってくるかわかんないですけど、やっぱり見ていて、スイングの強さが感じられないですよね」と指摘する。
さらに「振っているけど強いっていう感じがないんで。身体的な部分なのか」と「スイングに強さがない」という見方を示す。
その後、宮本氏は坂本選手がショートのみで2,000試合出場していることに触れ、「ファンからしっかりしろと言われても、『うるせえ。プロ野球90年の歴史において、ショートで2,000試合出ているのは俺しかいない』と言っていい選手です」と実績を称賛した。
■守りよりも打たないといけない
今季サードに回った坂本選手の守備については「守備は問題ないんです。サードに行ったら、打たないといけないんですよ。そこで打てていないというのが、ジャイアンツにとっては痛いところで」と分析。
続けて「坂本はサードに行った以上、 守りよりも打たなければいけない。逆に言えばエラーしてもいいから打てという話ですよ。年齢も来てるので、どっかでガタっと1回来るんですよ、絶対。そこを持ち直せるかどうかっていう境目かな」と話した。
その後、宮本氏は自身が35歳のときに衰えを克服するため、理学療法士にアドバイスを受けて実践した超ハードトレーニングを語っていた。
■本来の力を出せない状態が続いていた
坂本選手は今シーズン61試合に出場し打率2割3分4厘、ホームラン4本、18打点。本来の力を出しきれない状態が続いていた。
28日の試合では、これまでファーストを守っていた岡本選手がサードに回り、一塁はキャッチャー登録の大城卓三選手に。4得点したものの、横浜DeNAベイスターズにサヨナラ負けしている。
優勝とAクラス確保に向け、必要な戦力であることは間違いない坂本選手。昨年も後半戦に調子を上げただけに、早期の復調が期待される。