岩本勉氏、ネット上で物議の西武・阿部真宏コーチの判断に独自見解 「急には止まれない」
ネット上で議論を呼んでいる26日の西武対日本ハム戦で発生した「阿部真宏コーチの判断」。岩本勉氏の見解は?
元北海道日本ハムファイターズの岩本勉氏が、自身のYouTubeチャンネル『岩本勉チャンネル』で、26日の試合後ネット上で議論を呼んでいる埼玉西武ライオンズ「阿部真宏コーチの判断」を解説した。
■西武対日本ハム戦を振り返り
岩本氏が26日に県営大宮球場で行われた西武対日本ハム戦を振り返った今回の動画。
試合は日本ハムが初回に2点を先制するも西武が2回裏にノーヒットで同点に追いつき、そのまま両軍譲らず延長戦に入った。
■サヨナラの場面で阿部コーチが…
10回裏、西武は2アウト2塁1塁のチャンスで滝澤夏央選手がレフト前ヒット。セカンドランナーの長谷川信哉選手が3塁を回ったところで、腕を回していた3塁コーチの阿部真宏コーチがストップを指示する。
突然止められた長谷川選手は3塁ベースをオーバーランしてしまい、浅めの守備位置をとっていたレフト・水谷瞬選手がサードに送球。これを受けた郡司裕也選手がタッチし、アウト。サヨナラのチャンスを逃した。
さらに12回裏にも西武は2アウト2塁1塁のチャンスを迎え、移籍の松原聖弥選手が放ったヒット性の飛球をレフトの五十幡亮汰選手がスライディングキャッチ。試合は引き分けとなった。
■岩本氏の見解は?
岩本氏は10回裏について「滝沢がレフト前ヒット。僕は解説者として見ていて、 サードベースの阿部コーチがちょっとランナーを引っ張りすぎたかな 」と解説。
続けて「もうカーンって打った瞬間、水谷はそこにおったもん。もうそこにおったということは、ランナーを止めて満塁で勝負というような、攻撃面で行くと。『回れ、回れ、いや止まれ』って、あれは土のグラウンド、人工芝でも急に止まられへんわ」と分析する。
さらに「結果、カットマン。郡司(裕也)か。冷静にアウトを取ったね。最大のピンチだったもん。サヨナラかと思ったもんね」と語っていた。
■ネット上で議論に
阿部コーチの判断については「止めるのが遅い」などとネット上で一部ライオンズファンなどから批判の声が。また、同コーチがアウトになり早々にベンチに戻ったことに不快感を訴えるネットユーザーもいる。
一方で「仕方がない」「止めずに回っていてもアウト」という声もあり、議論に。試合後「阿部コーチ」のワードがXのトレンド入りする自体に発展した。