“アレのやりすぎ”が認知症をグッと進行させる? 日常に潜むリスクに「心配」「気を付けなきゃ」の声
現代人の生活習慣の中で、認知症につながりかねないリスクについて友利新が解説。「生活習慣を変えます」「教訓になりました」との声も。
皮膚科医でタレントの友利新が自身の公式YouTubeチャンネル『友利新公式チャンネル(内科・皮膚科医)』にて、認知症につながりかねない、日常生活に潜むリスクについて解説した。
■難聴の有無で約2倍のリスクが
認知症につながりかねない要因の1つとして、友利が挙げたのは「耳」。耳の聴こえがよくないと、コミュニケーションを取りづらくなる。コミュニケーション能力が低下すると、認知症につながるとされる。
友利いわく65歳以上になると、約8割の人が難聴になるともいわれ、難聴の有無で認知症のリスクは約2倍の差が出るとの研究データもあるという。
■大音量を耳の近くで聞かない
耳は、骨が振動して音が伝わる「骨伝導」と、音を感じ取る有毛細胞によって音が聞こえる。神経は加齢により衰えてくるが、それ以外にも、現代人にはとくに有毛細胞にダメージを与える生活習慣が。
それは、「イヤホンで大音量を聞く」こと。イヤホンをつけると、どうしても音を大きくしがちだが、大きな音であればあるほどダメージを受けやすい。1度ダメージを受けた有毛細胞は再生しないため、若い頃から続けるとダメージが蓄積してしまう。そこで、極力ダメージを与えないために、イヤホンをしても大音量では聞かないようにするとよい。
イヤホンのほか、15分以上ドライヤーをかけることもリスクになるといわれており、友利は「大音量を耳の近くで聞き続けないようにする日常生活で意識することが大事」と説明する。
■「間違った耳掃除」も注意
また、「間違った耳掃除」もダメージを与える原因に。通常は、耳垢は勝手に排出されるが、気持ちがいいからとつい耳掃除をし過ぎると、それが原因で炎症が起こってしまうことがある。
ただ、友利は「やり過ぎもダメなんですけど、やらなさすぎもダメ」と話す。
湿ったタイプの耳垢の人が放置していると、耳垢が溜まることで難聴になるというケースも。そのため「耳鼻科に行って、検査をしがてら耳掃除をしてもらうのがいいんじゃないかな」と語った。