やす子も間違えた「紀文」の読み、若年層の3割が誤読していた 80年前の命名秘話で二度驚く…

食品メーカー・紀文を「のりふみ」と読む人物は実在するのか。調査の結果、なんと1割以上が「のりふみ」派と判明したのだ。

2024/06/24 05:45

紀文

犬派か猫派か、『きのこの山』派か『たけのこの里』派か、ビアンカ派かフローラ派か…。この世には優劣つけ難い2つの派閥に分かれ、永遠の命題を議論し合うケースが決して少なくない。

以前X上では食品メーカー「紀文食品」の読み方をめぐり、陣営が真っ二つに分かれる事態へ発展したのをご存知だろうか。

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■「紀文」と書いて何と読む?

ことの発端は5月30日、紀文公式アカウントが投稿した一連のポスト。

「拝啓 やす子様へ」と、お笑い芸人・やす子へ宛てた投稿には「今ヒルナンデスで弊社のこと『のりふみ』とおっしゃっていましたが、大変申し上げにくいのですがきぶんです」という指摘が続いていたのだ。

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■まさかの「のりふみ」軍、勝利

やす子の読み間違えは多くのXユーザーに衝撃を与え、件のポストは投稿から数日足らずで1.5万件以上ものリポストを記録している。

他のXユーザーからはツッコミが続出する一方で、「いや、のりふみでしょ?」「いつから『きぶん』だと錯覚していた…?」など、紀文のアイデンティティーを揺るがすリプライも出現。

さらには、同じく企業アカウント「アース製薬」公式アカウントは「いや、やす子さん合ってるじゃん!!!」、「エレコム」公式アカウントは「あってるけども」といったリプライを寄せ、完全に「のりふみ」陣営についている。

これらの無茶振りに対し、紀文は「合ってないよ! きぶんだよ!」「なん…だと…」といったノリノリなリプライを返しており、「対応力が凄すぎる」「企業同士のプロレス好き」など、評価する声が多数上がっていた。

その後、やす子からも「ごめんなさい」「のりふみさんだと思ってました!!!!」という謝罪文が投下され、事態は一件落着と思われた。

…しかし、ここで紀文は守りに入らず、攻めの姿勢を見せる。なんと、Xの投票機能を使用して「紀文の読み方は…」という質問のポストを投稿したのだ。もちろん、選択肢は「きぶん」と「のりふみ」の2択である。

そして、東京葛飾区の人口を上回る総得票数476,956票の結果…0.8%の僅差で「のりふみ」派が勝利する結果となったのだ。時代の動く瞬間に立ち会えたことで、Xユーザーからは驚きの声と多数のツッコミが上がっていた。

しかし、Xユーザーはこうした状況で悪ノリをしやすい傾向があるため、実際に「のりふみ」と読むユーザーはより少ないものと思われる。

そこで今回は、Sirabee編集部独自のアンケート調査で全国の男女662名に「紀文」の読み方を尋ね、さらに同社名の由来について紀文に話を聞いてみることに。

紀文

すると、衝撃の事実が明らかになったのだ…。

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■「紀」と「文」にそんな由来があったのか…