一見普通の標識、目的地を見てギョッとしたが… 60年前のエピソードに思わず涙

前後左右でなく上方向を指した、スケールの大きすぎる標識「宇宙」が話題に。種子島町役場は「ぜひ打ち上げの感動を味わってほしい」と語る。

2024/06/19 05:30

我われ人間は、大なり小なりの固定観念を持って生きている。例えば「案内標識の矢印は前後左右、ときに斜め方向を指している」といった具合である。

しかし以前X上では、そんなイメージを覆す「スケールの大きすぎる標識」が話題となっていたのをご存知だろうか。

【関連記事】一見普通のエスカレーター、絶対乗れない理由にギョッとした 警告の4文字をよく見ると…


画像をもっと見る

■この標識、何かおかしい…?

今回注目したいのは、宇宙を身近にするプロジェクト「STAR SPHERE」の宇宙感動ナビゲーター・村木祐介さんが投稿したポスト。

「種子島には宇宙までの距離を示す道路の案内板がありました!」と意味深な1文が綴られた投稿には、目的地までの距離を指す標識の写真が添えられており…なんと、標識の矢印は上方向を向いている。

南種子町

そして矢印の下には「上空100km 宇宙」と、あまりにもスケールが大きい目的地が表示されていたのだった。

関連記事:「太陽までの距離」書かれた標識、あまりの近さに目を疑うが… その正体に思わず感動

■「案外近い」と驚きの声も…

誰もが思わず二度見してしまう標識は瞬く間に話題となり、前出のポストは投稿から数日足らずで5,000件近くものリポストを記録したほど。

他のXユーザーからは「ここに道路を敷いたら面白い」「粋でオシャレですなぁ。ここへ行かないと見られない案内板」「これは感動するね」といった称賛の声が続出。

また「宇宙までって、案外近いんだな…」「東京から熱海くらいまでの距離?」など、驚きの声も少なからず確認できた。

南種子町

ポスト投稿主・村木さんに話を聞くと、件の標識は5月25日に鹿児島県南種子町「上中交差点」にて撮影したものと判明。発見時、村木さんは思わず「すげーコスモってる! さすが種子島! 宇宙が身近で、遊び心が素敵だな」と興奮したそう。

なお「コスモってる」とは、村木さんが出演するYouTube番組『コスモさんの宇宙ワクワク感動教室』で、宇宙を感じて心が動いたときに使用するフレーズで、特に某「小宇宙」は関係ないようだ。

南種子町

そこで今回は、件の標識を管理する「南種子町役場」に取材を実施することに。その結果、種子島と宇宙の「驚きの関係」が明らかになったのだ…。

【Amazonセール情報】ココからチェック!

次ページ
■それにしてもこの町、ノリノリである