とあるホテルの一室、とてつもない違和感が… その正体に「幽霊のほうがよっぽどマシ」の声も
古びたホテルの一室、窓の外になにかがある…。恐ろしすぎる“正体”に肝を冷やす人が続出している。
外出からホテルの自室に戻った際、なんとなくホッとしたことはないだろうか。しかし、逆に「あまりにも緊張感がありすぎるホテルの一室」があり、X上で話題となっていたのをご存知だろうか。
■一見普通のホテルだが…
多くの注目を集めていたのは、都市探検家・Sahoさんが投稿した1件のポスト。そこには「この部屋……何か変………」と意味深な1文が記されている。明らかに不穏な雰囲気が漂っているが、その意味は投稿に添えられている写真を見れば理解できるだろう。
写真はホテルの一室と思しき場所で撮影されており、やや荒れてはいるもののとくに変わった様子はない。しかし、よく見ると窓の右上に見慣れない“大きな球体”がぶら下がっていて…。そう、この球体の正体は「蜂の巣」。理解した瞬間、血の気が引いたという人もいたのではないだろうか。
■「幽霊のほうがよっぽどマシ」
Sahoさんは都市探検家として常日頃様々な「廃墟」に訪れ写真作品を制作している。
今回訪れたホテルもすでに使われておらず、当然従業員や宿泊客が居るわけではない。また、ブラウン管のテレビがあったり、シーツがめくれていたりしているが…そこまで荒廃している様子もないためより現実味があり緊張感が漂う。
実際にこの写真を見たXユーザーからは、「蜂の巣でけえ!」「軒先に巨大マンションがぶら下がっている…」「窓ッ窓ッ…ヤバいのある」「幽霊のほうがよっぽどマシ案件」と驚く声が続出していた。そこで、撮影時の状況を投稿主であるSahoさんに伺ってみることに…。
■撮影は「危険がつきもの」
「撮影の下見」として廃ホテルを訪れたというSahoさんは、「部屋を見て回っていたら、1つの部屋の窓の外に怪しい塊があることに気付きまして、よく見てみると1m近い蜂の巣でした」と当時を振り返る。
幸いなことに蜂の巣は“窓の外”に作られていたそうだが、「正直生きた心地がしませんでした」とかなりの衝撃だった様子。なお「後々、メッセージで『この季節にはここまでの大きさには育たない』と教えて頂いたので、もしかしたら古い巣だったかも知れません」とのこと。
とはいえ、制作する作品の特性上、廃墟に訪れる機会が多く今回のような危険なケースは少なくなさそう。それについて尋ねると「許可を得たとしても、廃墟撮影には危険が付きものです。自然やそこに生きる生き物が相手になることが多いので、蜂やムカデ、マムシなど毒を持った生物と出会う事はよくあります」と教えてれた。
気がついた瞬間ゾッとするこの写真も、常に危険と隣り合わせで挑んでいるからこそ撮影できた…。そう考えると、グッと来るものがあるかもしれない。