岡田彰布監督の“ミエセスの起用法”に田尾安志氏が独自見解 「僕が監督なら…」
一部阪神タイガースファンから起用を疑問視する声があるミエセス。田尾安志氏の見解は?
■ミエセス選手の起用法に疑問の声
田尾氏が動画視聴者から寄せられた質問に答えた今回の動画。
そのなかで2年目のミエセス選手について、「2軍に落とすべきではないか」という主旨の質問が寄せられる。
この質問に同氏は「ミエセスはムードメーカー。 僕はミエセスとノイジ ーは去年の成績では、もう2年目は厳しいかなという気持ちでは見ておりました」と持論を展開した。
■残留させた理由は?
阪神がミエセス選手を残留させた理由について田尾氏は「岡田監督のなかには、新しい外国人を招聘するとなると、もう必ず使わないといけない。そういう形になりがちなんですね」と指摘する。
続けて「そうするとその2つの枠、ここは若い選手がいても使えない傾向にあります。そういう点からすると、ミエセスとノイジーを残して、2年目で1年目よりも、一気に飛躍するかもしれない。それを期待するとともに、若い選手の成長を期待していたということになるんだと思いますね」と分析した。
■田尾氏が監督ならどう使う?
両外国人の今後には「今年また同じように悪ければ 、来シーズンはないんじゃないかな。そういうふうな気がしております」と今季の成績次第で契約解除もありうるという見方を示す。
また「僕が監督なら使いますかという質問がきていますが、 これも自分で結果を出せる選手だと思ったら使いますし、ちょっと弱いかなと思ったら使いません。好き嫌いではなく、力があるかないか。これにこだわってやっていきたいというふうな気持ちでおります」と持論を展開した。
■今季は結果が出ず…
ミエセス選手は昨年阪神に入団。マイナーリーグ通算140ホームランの実績や東京オリンピックでドミニカ共和国代表として勝負強さを見せたことから、活躍が期待されていた。
しかし1年目は打率2割2分2厘、ホームラン5本という結果に。それでも明るいキャラクターと真面目な性格もあり、阪神は契約を更新した。
2年目の今季は3月にコンディション不良で2軍に落ち、5月下旬にようやく一軍登録。しかし結果は出せておらず、ここまで打率0割台。さらにまずい守備もあり、一部ファンから「2軍に落とすべきではないか」という声が上がっている。