ひろゆき氏、“トランスジェンダーの権利”に持論 「女性の権利を守るのは、誰がやるのですか?」
声をあげる女性に対して「この人たちは何も考えていないのだな、と思ってしまう」と苦言。
2ちゃんねる創設者で実業家の西村博之(以下、ひろゆき)さんが8日、自身のYouTubeチャンネルで生配信を実施。
“トランスジェンダーの権利”に声を上げている人へ持論を展開しました。
【動画】声をあげる女性に対して「この人たちは何も考えていないのだな、と思ってしまう」と苦言
■「誰かの権利を増やすというのは…」
2004年以降、日本ではトランスジェンダーが法律上の性別変更を希望する場合、断種手術(生殖腺除去)を受けないと、戸籍上の性別を変えることができませんでした。しかし2023年10月、最高裁判所大法廷は断種手術を課す国内法を違憲と判断したことが報じられています。
「トランスジェンダーの権利を守ろう」という声が増えていることについて、ひろゆきさんは「誰かの権利を増やすというのは、結果として誰かの権利を減らすということ」と切り出し、今年4月に米オレゴン州ユージーンで開催された高校陸上競技選手について触れました。
■トランスジェンダーが優勝し物議
今年3月、世界陸連は“国際大会”においてはトランスジェンダーの女性が女子カテゴリーに出場することは禁止にすると発表していますが、今回の“高校陸上”競技・女子200メートルで優勝したのは、出生時の性別が男性のトランスジェンダー。
そのため、会場では「フェアじゃない」「なぜ女子選手たちの親やコーチが声を上げないのか」とブーイングが巻き起こる事態に。
アメリカスポーツ医学会は、スポーツに関しては男子の場合、成人になってからホルモン治療を受けたとしても、女子よりも生物学的に有利とされているとの言葉もあり、さらに物議を醸しました。
■「生物学的に女性の権利が失われている」
ひろゆきさんは、アメリカでは大会でいい成績を収めると奨学金がもらえるなどのメリットを説明。
トランスジェンダーは、性別が戻ることもあるため「奨学金がほしい。でも男性の大会に出ると3位以内に入れないけど、女性の大会に出たら勝てる」とトランスジェンダーとして大会に出て、入学後に「男性です」と申告することも可能だと話します。
その上で「“トランスジェンダーの権利”というのを守ったことによって、誰の権利が失われたかというと、生物学的に女性の権利が失われている」と語りました。