日本一シュールな優待券、謎すぎるデザインにツッコミ相次ぐ 「同じ会社?」と驚きの声も…

電動ドリルとカツ丼がプリントされた株主優待券のデザインが「シュールすぎる」と話題。アークランズは「住」と「食」の思いを込めたと語る。

2024/06/05 05:45

■このデザインにそんな思いが…

大きな話題となったデザインの詳細について、アークランズの広報担当者は「アークランズの核事業であるホームセンターで販売する商品の『電動ドリル』と、アークランドサービスホールディングス株式会社を代表する外食チェーン『かつや』のかつ丼を選びました」と説明する。

続けて「それぞれの事業を代表する商品を選び、見た目の分かりやすさと、『住』と『食』の両輪で、価値ある暮らしを提案していきたいという思いが込められております」と、同社の真摯な思いを説明してくれたのだ。

なお、優待券のデザインは1種類のみで、株の保有数によって株主優待券の枚数が変わるそうだ。

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■それにしてもこの企業、ノリノリである

ムサシとビバホーム、そしてかつやの経営が同一企業によるものと、今回初めて知った読者もいることだろう。

ムサシ

前者の事業内容について、アークランズ広報は「ホームセンタームサシとビバホームは、全国28都道府県に142店舗を展開するホームセンターです」「『一店舗巨大主義』のもと、資材館、生活雑貨、インテリア・家電、ガーデン、ペットで構成された広大な売場では、品目ごとに必要なものが全て揃う『専門店の集合体』を目指し、およそ10万点の圧倒的な品揃えと便利なサービスで、お客様のくらしを豊かにするお手伝いをいたします」と、説明する。

ビバホーム

『かつや』に関しても、「とんかつ専⾨店『かつや』は1998年8⽉、神奈川県相模原市に1号店を開店いたしました。創業からのこだわりとして、『とんかつ』に使⽤している北⽶(カナダ、アメリカ)産の豚⾁は、ジューシー感を保つため、加⼯⼯場から約4週間熟成されたチルド状態で納品され、店舗で1枚ずつ丁寧に⾐付けしております」「お客様に満⾜いただける商品や、サービスの提供に努めてまいります」と、その強みを語ってくれた。

かつや

なお、優待券のデザインから注目を集めたのは完全に「寝耳に水」だったようで、担当者は「たくさんの反響を頂いて、驚いています」と、目を丸くする。

続けて「ホームセンターのムサシとビバホーム、そして外食チェーンのかつや、からやまが同じグループ会社だということが、今回SNSという『見える形』でお客様に知って頂く機会になり、良かったと考えております」と、笑顔を見せてくれたのだ。

カツ丼の相棒は「取調室」でも「天丼」でもなく、「電動ドリル」だったという真実を後世に伝えていくのは、現代に生きる我々の務めかもしれない。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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