Aosトラットリアの「貧乏人のパスタ」は名前を裏切るウマさ 新玉ねぎまるまる1個を使う贅沢感
Aosトラットリアの「貧乏人のパスタ」が感激する美味しさ。新玉ねぎの季節に一度は作りたい絶品パスタ。
今が旬の新玉ねぎ。やわらかく辛味が少ないため、生でも加熱しても甘くみずみずしい味を楽しめる。Aosトラットリアで玉ねぎをメインに使った「貧乏人のパスタ」のレシピを見つけた。北イタリアの一部などで新玉ねぎを使ったパスタをそう呼ぶらしく、気になったので編集部でも作ってみた。
画像をもっと見る
■1人前に新玉ねぎ1個
使う材料はこちら。
スパゲッティ:100g
新玉ねぎ:1個
バター:10g
アンチョビ:2枚
オリーブオイル:適量
塩:適量
黒こしょう:適量
1人前のパスタに、新玉ねぎをまるっと1個使っていく。
■レンチンで時短テク
新玉ねぎは飴色にしていくのだが、薄切りにしラップをして、最初に電子レンジ600Wで5分加熱しておこう。こうすることで、フライパンでの調理時間を短くできる。
フライパンにバター10gを入れて火にかけ、溶けたところでレンチンした新玉ねぎを入れて炒めていく。このとき、1つまみほどの塩を加えよう。これによって新玉ねぎから早く水分が出て、しんなりしやすくなる。
新玉ねぎをフライパン全体に広げて、30〜45秒ほど動かさずに色を付けていく。水を20〜30ccほど加えたら、ヘラなどを使ってフライパンの茶色に色づいた部分をこそげ落とし、また新玉ねぎを全体に広げて焼き色をつけていこう。この作業を15〜20分ほど繰り返して、飴色になるまで炒めていく。
新玉ねぎに少し色が付いてきたら、同時進行でパスタを茹でていこう。塩分濃度1%の沸騰したお湯にパスタを入れて、表示時間より1〜2分短めに茹でる。
新玉ねぎがいい感じに飴色になったら、アンチョビとパスタの茹で汁お玉1杯程度を加えてアンチョビを溶かす。
茹で上がったパスタを投入。水分が足りないようなら茹で汁を1〜2杯足して全体を絡める。味見をして塩分が足りなければ、塩を軽く振ろう。記者はちょうどいい感じだったので、塩は加えなかった。
オリーブオイルをひとかけして混ぜたら完成。器に盛り付けて、黒こしょうを振っていただこう。
■超贅沢なパスタ…
飴色になった新玉ねぎが、パスタ全体に絡んでいる。
シンプルな味付けだからこそ、新玉ねぎの甘みが際立っている。とろとろでパスタにしっかり絡んで最高だ。最後に振った黒こしょうのピリッとしたスパイシーな香りも合う。
飴色にするひと手間はあるが、新玉ねぎの美味しさを贅沢に堪能できるパスタ。「貧乏人のパスタ」の名前とはギャップが大きすぎる美味しさで、大満足だった。
■貧乏人のパスタ
■執筆者プロフィール
池田かおるこ:グルメ、レビュー記事をメインに執筆しているライター。
日々の晩酌をいかに美味しく楽しむかは、もはやライフワークに。簡単でコスパ良し、激ウマなお酒に合うレシピを探して実践中。「特別な材料や凝った調理法はなし。でも美味しい」と思えるレシピを中心に紹介します。
・合わせて読みたい→リュウジ氏の「暗殺者のパスタ」 お焦げを活かしてあんなに美味しいパスタができるなんて…
(取材・文/Sirabee 編集部・池田かおるこ)