元木大介氏、阿部慎之助監督の“バント采配批判”を疑問視 「それは結果論なんで…」
元木大介氏が阿部慎之助監督のバント作戦に対する批判に「阿部監督が今年やろうとしている野球だから、わかってほしい」とファンに呼びかけた。
■阿部監督のバント采配に元木氏が…
元木氏は28日の読売ジャイアンツ対福岡ソフトバンクホークス戦の6回裏、ノーアウト1塁3塁で、オコエ瑠偉選手にセーフティスクイズを敢行させ、失敗した阿部監督の采配に言及。
批判の声が自身にも寄せられていることを明かしたうえで「阿部監督は今年、バントが非常に多いじゃないですか。 機動力を使って1点を取りに行く野球。話題になるというのは、ファン目線なんだよ」と語った。
■成功したら?
さらに元木氏は「点が入らなかったから、なにやってんだっていう声になる。 でも、逆に僕は言いたい。あれが成功していたら、どうなるんですか」と提言。
続けて「同点になって、なおかつ1アウトランナーセカンド、一打逆転。最高なわけ。そうなると、あのバントっていうのは誰もなにも言わない。 『さすが』となると思う。 たまたま点が入らなかっただけで、『なにやってんだ』というのは、僕はおかしいと思う」と批判の声を疑問視する。
そして「おかしいっていうか、 阿部監督のやろうとしてる野球に対して反対してるんかなって僕は思うんです。 今年はバント、すごく多いじゃないですか。急にやったわけじゃない」と阿部監督の采配に理解を示した。
■批判は結果論?
元木氏は「セーフティスクイズで本当に1点入って、なおかつランナーが2塁となると 、阿部監督がやっている1点を取りに行く野球が成功したわけ」と語る。
そして「あれがたまたま、点が入らなかった。しかも最悪の形じゃないのよ、1アウト2、3塁ですよ。一打が出れば逆転ですよ。次が打たなかったから、点が入らなかったから、あのバントはどうなんだって否定されている」と分析。
そのうえで「たしかに打たしたら打ったかもわかんない。 それは結果論なんで。阿部監督がやろうとしている野球は、あそこでなんとか1点を取りに行く 。 なおかつ、逆転のランナーをセカンドにも持って行けるという考えがあったと思うんです」と解説した。