世界一優しいレッカー移動、大阪で発見される ホテルの救出劇が「神対応すぎる」と話題に…
宿泊先のホテルで、幼い我が子がエレベーターの隙間にミニカーを落としてしまう。後日、届いた手紙の内容が「神対応すぎる」と話題を呼んだ。
■ホテルからの「提案内容」は…
先日泊まったホテルのエレベーターの間に次男がGT-R覆面パトカーのトミカを落としてしまい、それが今届いたのだけど、なんとレッカー車に乗ってきたw
粋な計らいだわ……!!!😍 pic.twitter.com/E49EHLnqoJ— 卯月 (@uduki47) May 20, 2024
ポスト投稿主・卯月さんらがW大阪に宿泊したのは、5月初旬のこと。当時の様子を、卯月さんは「1Fへ降りる際、2歳の次男がトミカをエレベーターの隙間に落としてしまいました」と振り返る。
すぐには取れない旨を説明したところ、次男は大泣き。そこでフロントに相談したところ、すぐさまエレベーター業社に問い合わせてくれたのだ。
その場で業者を呼んで回収することも可能だが、その場合は料金が発生する。そこでホテル側の「月に一度の点検日の回収なら料金は発生しない」という説明を受け、その際に確保の後、着払いで郵送してもらう手筈となったそう。
そして数日後、卯月さんの家にやって来たのは世界一粋なレッカー車と、メッセージカードだったのだ。
帰ってきたトミカを受け、卯月さんは「まさかレッカー車で運んで頂けるとは思いませんでした。一瞬『他の子も同じようにレッカー車を落としていて、それが我が家に届いてしまったのでは…』と思いましたが、ユーモアあふれる素敵な対応に感動しました」「次男だけでなく、長男も大喜びでした! また大阪に寄る際は利用させて頂きます。本当にありがとうございました!」と、非常に感動した様子のコメントを寄せてくれた。
■それにしてもこのホテル、ノリノリである
今回の対応について、W大阪は「ご宿泊ゲストのお子様がエレベーターの隙間にミニカーを落としてしまったかもしれないとのお申し出があり、数日後のエレベーター点検の際に、エンジニアの男性がくまなく探し、発見いたしました」と振り返る。
エンジニアの男性にも2人の子供がいたため、ミニカーを失くしてしまった男の子の気持ちや様子が、手にとるように、ヒシヒシと感じられたという。
そこで男性は「大好きなミニカーが手元に戻ってきたらどれほど嬉しいだろう」と考え、エンジニアチームで男の子を喜ばせるためのアイデアを出し合い、レッカー車を買って一緒に送り返すことに決定。
メッセージカードの文面もチーム一同でアイデアを出し合い、遊び心あふれるメッセージが誕生したのだ。
W大阪の担当者は「男の子に笑顔になってほしい一心で、別々のチーム同士が連携し、アイデアを出し合いました。W大阪は日頃より『遊び心あふれるサービス』を心掛けているホテルです」「今回はそのような私たちのスタンスが上手く表現できた、とても良い例だと思います」とも説明している。
また「手前味噌になりますが、このようなタレント(W大阪のスタッフ)たちを、とても誇りに思います」と、宿泊客だけでなく社員にも温かい眼差しを注ぐ、真っ直ぐなコメントが得られたのが印象的であった。
W大阪は2021年、日本に初上陸した国内唯一の「W」ホテル。
大阪の中心・心斎橋の御堂筋に位置し、観光、グルメ、ショッピング、エンターテインメント、ビジネスなどにも好アクセスな立地条件で、世界的建築家の安藤忠雄氏がデザイン監修した黒い外観と、色鮮やかなインテリアの対比が遊び心ある空間を生み出している。
担当者は「『目的地となるホテル』として、今までにない新しいラグジュアリーを体感頂けるサービスをご提供いたしております」と、その魅力を語ってくれた。
大阪旅行の際は、確かなホスピタリティとユーモアを備えた同ホテルに、ぜひ宿泊してみてほしい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)