東京・目黒を走る”さんまバス”、思わず二度見する 「運行ルートが落語の…」役所が明かす由来
東京・目黒の街を走る「さんまバス」。役所に取材したところ、古典落語「目黒のさんま」に由来することが明らかになった。
■気になる導入の経緯は…
目黒区都市基盤整備課の担当者によれば、目黒区は移動に関する地域の困りごとを解決するため、令和2年(2020年)6月に地域交通の支援方針を策定し、地域交通の導入に向けた取り組みを支援してきたという。
担当者は、「運行形態・ルートなど検討が進んでいる東部地区において、関係する町会や住区等で交通協議会を設立しました。バス事業者の協力による試走会などを経て、運行ルートやバス停箇所等をまとめ、東部地区の地域交通バス(さんまバス)の実証運行を開始することとなりました」と、説明する。
■「運行ルートが落語の舞台」役所が明かす由来
印象的な「さんまバス」の由来が気になるところ。こちらの疑問をぶつけたところ、担当者からは、「運行ルートが、落語の『目黒のさんま』の舞台となる茶屋坂やさんま祭が行われる田道エリアを走ることから、東部地区の地域交通バスの愛称名が『さんまバス』となりました。バスのラッピングには、区の紋章色(江戸紫)をベースとしてさんま柄の模様を描いています」という回答が寄せられた。
目黒区に住む人はもちろん、落語好きにもぶっ刺さりなバスと言える。目黒を訪れて移動手段に困った際は、「さんまバス」を検討しても良いかもしれない。
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『95』(テレビ東京系)、『Believe─君にかける橋─』(テレビ朝日系)、『イップス』(フジテレビ系)、『アンチヒーロー』(TBS系)。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)