「退職代行は時代の当然の流れ」岡田斗司夫氏 2、3年以内に“起こりうること”を予想「じきに日本人全員が…」
話題の「退職代行サービス」について、今後2、3年以内のうちに起こりうることを岡田斗司夫氏が予想。さらなる社会の変化についても語っている。
評論家の岡田斗司夫氏が12日、自身の公式YouTubeチャンネルを更新。話題となっている「退職代行サービス」をめぐって、今後「起こりうること」を予想している。
■GW明けに利用者が急増
「退職代行サービス」は、労働者本人に代わって退職の手続きを行うサービス。雇用側の執拗な引き留めなどの問題を背景に利用者が増加し、2018年ごろからメディアでも取り上げられるように。
就職などで環境が変わって1ヶ月が経過した今年のゴールデンウィーク明けごろに、若い世代を中心に利用者が急増していることも話題となっていた。
■「感情トラブルに敏感」
自分も退職代行サービスの利用を考えているという20歳の男性から寄せられた質問に、岡田氏は「若い世代になればなるほど、他人との感情トラブルに関して敏感というか、すごいストレスを感じる」と指摘。
「そういうのがないように子供の頃からずっと育ってきたので、感情トラブルがあるぐらいだったら、もうここから逃げちゃおうっていうのは普通の判断だと思う。なので、退職代行は時代の当然の流れだと思います」と述べる。
■2、3年以内に「みんな頼るようになる」
メディアでは、サービスを利用するのは若い世代が多いと伝えられているが、「じきに日本人全員が使うようになります。今年中かどうかは分からないですけど、2、3年のうちにたぶん日本人はみんな退職代行に頼るようになると僕は思ってます」と予想。
自分で直接交渉をせず、弁護士らに任せることについて、「他人との感情トラブルを避けるためにエージェント、代理人を使うっていうのは、どの時代でも権力者とか上流階級の特権だった」とし、「それが僕ら誰でも使えるようになってきた。一般大衆のレベルにまで降りてきた」と解説する。