文庫本を部屋のインテリアにするアイテム、性能に感動… 「天才の発想」読書好きも歓喜
文庫本を部屋に飾れる額縁「ホンノガックー」が話題に。開発者に話を聞くと、様々なこだわりが明らかになった。
■ホンノガックー開発の舞台裏
なぜ、文庫本を額に入れようと思ったのか。開発者は「3年ほど前、とあるブックストアで店主の方と好きな本などを話すうちに、『本の表紙を飾る額があったら面白いね』と盛り上がったのがきっかけです。私は紙器設計の経験があり、お菓子のパッケージや化粧品の販促什器などを作成していました。紙の本とそれを飾る紙の額はきっと相性が良いと思い、試作を重ねました」と説明する。
昨今、電子書籍が広く普及している。デジタルの良さも否定しないが、「ホンノガックー」は改めて紙の良さを実感できるだろう。
■デザインにはこだわりが…
あくまで、主役は本の表紙であるため、シンプルなデザインにこだわったという。
開発者は、「本の表紙を邪魔しないよう印刷や表面の加工はせず、紙の風合いもそのまま残しました。また、コンパクトに折り畳める一方で、額としての強度も必要だったので、紙の厚みや構造設計には気を配りました。特に、壁掛けの場合は額が直立するため、本が前に倒れてこないよう額の内側の構造を工夫しています」と話す。
本はジャンルや出版社によって、サイズや厚みが異なる。現在は文庫本サイズのみだが、今後は様々な大きさに対応しそうだ。
開発者からは、「自在に伸び縮みできる額があれば良いのですが、それは難しいので、まずは文庫サイズで厚みが15ミリ(350ページくらい)の本を入れる想定で作成しています。ゆくゆくは他のサイズのホンノガックーも作りたいと考えています」という熱いコメントが寄せられている。
本好きはぜひ「ホンノガックー」を使って、お気に入りの本を飾ってほしい。
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『95』(テレビ東京系)、『イップス』(フジテレビ系)、『アンチヒーロー』(TBS系)。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)